お笑いコンビ・ナインティナインの岡村隆史が、1月31日に放送されたTBS系バラエティ番組『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(毎週金曜20:57~22:00)にゲスト出演し、過去にコンビ解散の危機が1度だけあったことについて語った。
岡村は高校の後輩だった矢部浩之からの誘いを受け、1990年4月にNSC大阪校9期生として入学し、ナインティナインを結成。ネタ見せ以外は一切授業に出ず、「授業料を払うのはもったいない」と支払いを滞納していたところ、ある日突然「岡村 矢部 出入り禁止」と貼り出され、NSCをクビになってしまう。
2人は「どうする? もう辞めるか」と一度は解散する方向で話が進んでいたが、後日矢部から「今辞めたら、負け犬ちゃいますか?」と説得され、「もう1回やってみようか」と踏みとどまる。岡村は当時を思い返し、「(解散を考えたのは)1回だけ。相方に『辞めようか』と言うたのも、それ1回だけ」と明かした。
クビになっていたナインティナインだが、大阪心斎橋2丁目劇場の支配人を務めていた木山幹雄さんに抜てきされ、舞台に出演。木山さんは、NSC校長から「なんで退学になった奴を出すねん!」と批判されるも、「ナイナイにはセンスがある。あんなにおもろい奴らを辞めさせるのはもったいない」と考えを曲げなかったという。
スタジオには木山さんが登場し、岡村は「今ここに座れているのは、木山さんに『2丁目出たらええんちゃうんか』と言ってもらえたから。本当にあの時、声を掛けて頂いてありがとうございました」と感謝の言葉を伝えていた。