女優の栗山千明が主演を務める、BSテレ東のドラマ『サイレント・ヴォイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻』の特別編と新シリーズが放送されることが31日、明らかになった。

  • 栗山千明

    栗山千明

同作は、新鋭ミステリー作家・佐藤青南の同名小説を実写化。栗山は、人が嘘をつく瞬間に0.2秒間だけ現れる、その人固有の“マイクロジェスチャー”を読み取り「被疑者の嘘を見破る」女性刑事・楯岡絵麻を演じる。2018年にSeason1が放送された。

2020年3月7日21時より放送する『サイレント・ヴォイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻 特別篇 悪魔の学問』では、今までどんな被疑者でも100%自供に追い込んできた"泣く子も黙る閻魔さま"こと楯岡絵麻に最大の敵が登場。絵麻の過去も絡む怒涛の心理戦が待ち受ける。

そして4月よりスタートする連続ドラマ『サイレント・ヴォイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻 Season2』では前作以上に一癖も二癖もある手強い被疑者が登場し、嘘を巧みに操り、警察の捜査から逃れようとする。某アイドルグループのファンによる殺害予告事件や、作曲家のゴーストライター事件など、世間の注目を集めた事件を取り入れた、謎が謎を呼ぶような事件が次々と展開される。

栗山千明 コメント

前回のSeason1では、私演じる楯岡絵麻のキャラクター作りからセリフまで、今までにない経験で大変な場面も多かったですが、監督、プロデューサーをはじめ、スタッフの皆さんと協力しながら撮影を行い、とても素晴らしい作品にすることができました。 そして特別篇・Season2とサイレント・ヴォイスが続くことに素直に驚いています。ただ、前回と同じスタッフさんが多いので、私自身、撮影に入る前から安心して現場に入れる環境と、同士が再び結集したみたいな感じで、団結力は一段と強くなったと感じました。特別篇では、絵麻の過去が垣間見れるストーリーになっています。Season2も毎話、面白いストーリーと共演者の方々の魅力的なお芝居に溢れています。Season1からご覧頂いた方が、より楽しめるかとは思いますが、特別篇やSeason2からでも十分にお楽しみ頂けると思います。ご期待頂けると幸いです。

原作者:佐藤青南 コメント

原作者の欲目を抜きにしても、シーズン1は知る人ぞ知る神ドラマになったと思っています。 大切に育ててきたシリーズをどう料理されるのか、キャラクターもストーリーもいじくりまわされて別物にされてしまうのではないかという不安は試写の時点で吹き飛び、いちファン、いち視聴者として毎週の放送を楽しみに過ごしました。前回の放送終了後、軽いエンマ様ロスに陥ったほどです。(原作者なのに)
そんな折にいただいたシーズン2のお話。断る理由もありません。ドラマ版オリジナルエピソードも作られるということで、前シーズンよりさらにパワーアップした栗山エンマ様に再会できる日を、いちファンとして楽しみにしています。めざせシーズン3!

BSテレ東 森田昇プロデューサー コメント

制作費などの様々な制約を逆に利用して、ほぼワンシチュエーションで展開する作品に挑みました。台本作りや画作りなど苦労も多く、何より出演者にとんでもない負担をかけながら制作しましたが、その甲斐あってか視聴率や配信でも高評価を頂きました。そこで続編を制作させていただけることに。基本的な設定はSeason1を敢えて変えず、絵麻と対峙する被疑者の興味深いキャラ設定と、アッと驚くドンデン返しのストーリー作りにこだわりました。2時間の特別篇とSeason2も、またしても嘘を得意とする手強い相手がぞくぞくと登場します。そしてストーリーとともに、密室で繰り広げられる役者さんたちの芝居合戦にも期待していただければと思います。映像的にも、映画に負けない独特の質感で4Kの高精細な特性を最大限活かしています。クローズアップを多用した特徴的な画作りでお届けする、絵麻の美貌や被疑者の強力なキャラクターも是非楽しんでいただけると思います。

(C)「サイレント・ヴォイス」製作委員会2020 (C)佐藤青南/宝島社