フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)では、“平成の駆け込み寺”を取材した『モモコと熱血和尚 ~おじさん、ありがとう~』を、2月2日に放送する。
愛知・岡崎市の山の中にある小さな寺。そこはかつて「平成の駆け込み寺」と呼ばれ、非行や虐待、いじめ、薬物依存など、様々な理由から親元で暮らせなくなった子供たちの居場所だった。
同番組では、『おじさん、ありがとう ~ショウとタクマと熱血和尚~』題して、昨年6月の放送で紹介したが、今回はそのもう1つの物語を描いていく。
主人公は、15歳の非行少女・モモコ。無断外泊、深夜徘徊を繰り返し、両親と激しいケンカを繰り返す彼女は、中学2年生の時に「おじさん」こと廣中邦充さんの寺に預けられた。おじさんや共に暮らす仲間たちの優しさに触れ、モモコは学校にも休まず通い、すっかり立ち直ったかに見えた。
しかし、寺に来てから4カ月、モモコは突然、寺から姿を消してしまう。深夜までモモコを捜索する子供たちだったが、ようやく見つけだしたモモコは…。
一方、子供たちの精神的な支えであった廣中さんは、ステージ4の肺がんに侵され、その後、脳への転移が発覚。強靭な精神力で病と闘いながら、最後まで子供たちに手を差し伸べ続けた。
モモコや寺の子供たち、長年支え続けた妻・待子さんら、多くの人々の思いが交錯する11年間の映像記録。女優・恒松祐里のナレーションで伝えていく。
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