ラグビーの稲垣啓太選手、福岡堅樹選手、堀江翔太選手が、きょう30日に放送されるフジテレビ系番組『直撃!シンソウ坂上』(毎週木曜21:00~)で特集される。
最初に登場するのは、“笑わない男”として人気者となり、今やバラエティ番組などにも引っ張りだこの稲垣選手。昨年、稲垣選手が母校であるラグビーの名門校・新潟工業高校のグラウンドを天然芝に変えるために300万円を寄付したというニュースが流れた。実はこの年、新潟工業高校・ラグビー部は新入部員が激減し、存続の危機に立たされていた。
そこで、かつて稲垣選手も指導したラグビー部の監督が新入部員勧誘のために考えた秘策が、グラウンドを天然芝に改修すること。ところが、業者に提示された300万円という見積もりに頭を抱えてしまう。そのピンチを救ったのが「稲垣くんにお願いしてみたら」という監督の妻の何気ない一言。この時のことを、稲垣選手は「金額も聞かず、その場で『いいですよ』と。金額が1,000万円でも払ったと思います」と振り返るが、なぜ監督夫妻は稲垣選手からの援助に目を付けたのか。番組ではこの真相とともに、その行動の背景にあった思いに迫る。
50メートル5秒8の俊足を世界に見せつけた福岡選手は、『ラグビーワールドカップ2019』終了後のインタビューで、15人制ラグビーの代表引退を発表。『東京2020オリンピック』を最後に、幼いころからの夢だったという医師の道を目指すと宣言し、世間を驚かせた。
福岡選手は父が歯科医、祖父も内科医という医者一族に生まれ、自身も偏差値70以上という超進学校に進んだエリート。医師になるための勉強をしながら、大学でもトップレベルのラグビーを続けたかった福岡選手は、2つの夢をかなえるため、筑波大学の医学群を受験するも不合格、人生初とも言える大きな挫折を味わう。浪人中は、大好きなラグビーもできず、勉強にも身が入らないという状況だったという。彼の中で人生の転機となったこの時に、自らの進路に関して下した彼の決断とは。そして、彼の決断を後押しした父親の言葉とは。まだ27歳で、これから活躍がますます期待された彼が引退宣言をした真相が明らかになる。
スクラムの中心となるフッカーというポジションで、日本代表チームを10年に渡って支え続けるベテランの堀江選手は、『ラグビーワールドカップ2019』開幕前の昨年3月に、父親をガンで亡くしていた。父は、日本中を飛び回る着物の営業マンで、堀江選手には幼少期に父親と過ごした記憶がほとんどないという。それでも、大学卒業後にラグビーの本場・ニュージーランドへの留学をしたいという希望を伝えると、大反対する母親に対し父親は「自分が決めた道だ、行ってこい」と決断を後押ししてくれたという。
この留学経験をいかし、堀江選手は09年に初めて日本代表に選出される。順風満帆かと思いきや、この頃、父親がステージ4の大腸ガンと診断され、余命数カ月と宣告されてしまう。09年に余命宣告された父親が10年間生き抜いた奇跡の裏にあった、堀江選手と亡き父親との絆の真相が初めて明かされる。
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