REGZA Z730Xがウチにやってきた!

2019年の秋ごろから自宅リビングのテレビの調子が悪くなり、どうしたものかと思いあぐねて約2カ月。とうとう録画予約ができなくなってしまったので、年末年始に向けて買い替えを決意。東芝の49V型4K液晶テレビ「REGZA 49Z730X」を購入しました。

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    東芝の49V型4K液晶テレビ「REGZA 49Z730X」。「みるコレ」機能が自分の視聴履歴に合わせて番組をオススメしてくれて便利

筆者(堀留たかお)のテレビとの付き合い方は、平日朝のしたく時にBGV的に流しておくニュースバラエティと、年に数回程度の大きなスポーツイベント、あとは録りためたアニメや好きな旅番組を週末にちょこちょこ観る程度。まあ、積極的にテレビの前にいるほうではありません。

それでも今回、あえて最新の4Kテレビを導入した理由は、価格が思っていたよりも下がって安くなっていたことでした。師走の折、色濃くなってきた五輪ムードも手伝って「この値段だったらまあ予算内だし、やっぱ4Kいいよね」という、ふわっとした物欲マインドも後押しとなり、購入を決めました。

49Z730Xの購入価格は税込125,360円。さらに、店頭キャンペーン中ということで、東芝のレグザ純正USBハードディスク「THD-250D2」(容量2.5TB)もセットで付いてきました。

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    4K液晶REGZA「Z730X」シリーズは43/49V/55V/65V型の4サイズをラインナップ。今回は49V型を選んだ

それまで使っていたのが9年前に購入した「REGZA 37Z1S」だったので、49Z730Xに買い替えたことで37V型から49V型へとサイズアップ。店頭で実物を見ており、幅が20cm大きくなると数字上は理解していたのですが、実際にリビングに設置すると想像していた以上に大きい。自宅に運び込まれたときに、思わず「でかっ!」と口走ってしまったほどです。拙宅では49V型でも十分に迫力の大画面。ワクワクが止まりません。

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    REGZA 49Z730Xと入れ替えるかたちで、9年間お世話になったREGZA 37Z1Sを撤去。ちょっと寂しい

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    REGZA 49Z730Xを設置開始。でかっ!

設置が終わって基本設定も行い、最初にNHK BS4Kで放送していた大自然紀行番組を見たのですが、その美しい映像に思わず魅入ってしまいました。繊細さに加えて奥行き感も感じられる4K映像で、きらびやかな水面から漆黒の深海まで、鮮やかに、立体的に、自然の美しさをしっかりと表現していました。

映画はどうだろうと、ジャン・レノ主演の「LEON」を4K放送とNetflixで配信しているHD版で比べてみました。普段はNetflixでも物足りなさはまったく感じていませんでしたが、改めて見比べてしまうとその差は歴然です。

REGZA Z730Xシリーズの性能については、さまざまな記事ですでに紹介されているのでここでは割愛しますが、画質に関しては映像処理エンジン「レグザエンジンProfessional」と、高輝度な全面直下型LEDバックライトが主な特徴とのこと。9年前にZ1Sを買った当時は画質が良いと評判で、何の不満もなく使ってきましたが、49Z730Xを新たに導入したことで9年間の進化をガツンと思い知りました。最新技術ってすごい。

BDレコーダーにBS放送分を録画していたTVアニメ「氷菓」最終回の桜吹雪のシーンを再生してみても、しっかりときれいでした。千反田もかわいい(編注:同作ヒロインの千反田えるのこと)。レグザエンジンProfessionalのAI超解像度技術がいい具合に処理をしてくれているのでしょう。レコーダーにためてあったアニメコレクションを一から見直したのは言うまでもございません。

「みるコレ」で好きなジャンルや芸能人をまとめてチェック

このように画質だけでも十分に導入する価値アリなのですが、テレビって楽しいと思わせてくれる、いくつかのポイントがREGZA Z730Xにはありました。そのひとつが「みるコレ」機能です。

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    「みるコレ」にラインナップされている「みるコレパック」を一覧表示。ジャンルやテーマごとにさらに細分化されたパックがあり、好みに合わせてオススメしてくれたり、パックごとに録画設定も行える

「みるコレ」は、放送番組やタイムシフト録画した番組、YouTubeなどの膨大なコンテンツの中から、ユーザーの好みに合わせてコンテンツをオススメしてくれる機能で、これがとても便利。多種多様なジャンルのコンテンツをまとめた、13万件以上の「みるコレパック」から好みのものを選ぶと、該当するジャンルの番組をキュレーションしてくれるのです。

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    多種多様なタレントパックの中から大泉洋パックをセレクト

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    海外旅行番組系のパック。右サイドにはおすすめのパックが表示される

まずは「旅に出ようよ海外旅行パック」「BS旅番組パック」「新作アニメ(丸ごと)パック」「NHKスペシャルパック」そして「大泉洋パック」を選択してみました。興味あるジャンルの番組をパックごとに、まとめて提示してくれるので、番組表から探すよりもチェック漏れが少なくなります。今までは気づくこともなく見逃していた、行ってみたい旅行先を紹介していた旅番組や、大泉洋出演のバラエティ番組もしっかりチェックできます。クールごとの新作アニメも逃しません。

録画履歴をもとに「みるコレAI」がおすすめする番組や、REGZAユーザーの録画データ数にもとづく注目番組など、さまざまなコンテンツを提示してくれる「みるコレ」。YouTubeの動画コンテンツもTV番組と一緒におすすめしてくれるのが、個人的にはうれしかったりします。今っぽいです。

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    「これからの注目番組をピックアップ」画面

タイムシフト録画で見逃し対策は万全!ネット動画も便利

Z730Xシリーズは、放送番組の見逃し対策として最強といえる全録機能「タイムシフトマシン」が利用できます。これは使ってみるとやっぱりすごい。地デジを最大6chまで設定可能で、録画を設定する時間帯も自由。49Z730Xを買ったときにセットで付いてきたUSB HDD(容量2.5TB)の場合、6ch登録して丸々24時間録画しておく設定だと1日分しかさかのぼれないので、毎日19時台から深夜1時台のゴールデンタイム6時間で設定しました。これだとちょうど7日間さかのぼれるようになり、前述の「みるコレ」機能とのタッグで見逃し対策は万全です。

今のところ、タイムシフトマシンは地デジ録画のみの対応となっています。欲を言えばBS番組もタイムシフト録画できたらいいのですが……。HDDの容量も限りがあるので仕方ありません。

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    REGZA純正のタイムシフトマシン対応ハードディスクを背面に設置

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    タイムシフトマシン用ハードディスクは最大2台まで接続できる

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    タイムシフト録画させたいチャンネルを選んでいるところ。地上波放送を最大6chまで指定できる

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    タイムシフト録画の時間帯は6種類のプリセットを用意。「お好み設定」を選ぶと、ユーザーが自分で時間帯を指定できる

Amazon Prime VideoやNetflix、Hullなどの動画配信サービスをテレビだけで直接視聴できるのもいいですね(編注:2019年9月の本体アップデートでPrime Videoに対応した)。半年前に購入したAmazonのFire TV Stickを使わずに、各種配信サービスを楽しめるようになりました。リモコン1台で操作できるのはやっぱり便利です。

音声設定については、「重低音」を「強」にするのがオススメ。Z730Xシリーズは本体背面にウーファーを搭載しているので、設置場所によって効果は変わりますが、映像の効果音などの迫力がアップします。音楽番組もバスドラとベースの帯域がしっかり前に出てくるので楽しいです。コンテンツによってはうるさく感じてしまうこともあるので、好みで設定してみてください。

  • REGZA 49Z730X

    背面下部にウーファーを装備。壁との距離で低域の量感が変わる

購入して約1カ月がたち、「いろいろなコンテンツの4K化が進んでいる今、せっかく4Kテレビを買ったのだから、大きな画面で最新の高画質を楽しみたい!」という欲望のままに、Netflixのプランを4Kコンテンツも観られる「プレミアム」にアップグレードしてしまいました。こういうことは勢いが大事です。

普段はスマホ・タブレットの機動性を生かしていろいろな場所で動画を観て、週末は自宅で4Kコンテンツをじっくり楽しむ。時間を作りつつ、49Z730Xで充実したテレビライフを楽しもうと思います。