ゲーム総合情報メディア「ファミ通」は、国内・海外のモバイルゲームマーケットをまとめたデータ年鑑『ファミ通モバイルゲーム白書 2020』において、最新の市場動向を発表した。
『ファミ通モバイルゲーム白書2020』では、2019年の世界モバイルゲーム市場を、前年比103.3%の7兆1,840億円と推計。世界全体の6割を占めるアジア(4兆1,016億円)は、中国政府のゲーム規制強化などにより、中国市場が落ち込んだことで前年より微減したが、北米(1兆7,064億円)とヨーロッパ(8,757億円)は前年比増となり、市場全体として引き続き堅調なプラス成長が続いている。
また同書では、2019年の国内モバイルゲーム売上ランキングを収録。第1位は、年間711億円を売り上げた『Fate/Grand Order』。2017年、2018年連続トップの「モンスターストライク」を僅差で追い抜き、初の1位となった。
2019年9月に配信された『ドラゴンクエストウォーク』は、年間239億円を売り上げ、サービス開始から実質3カ月あまりで9位にランクインした。
さらに同書では、モバイルゲームユーザーの実態を調査し、国内の各タイトルが週あたりにプレイされた時間から拡大推計した「1週あたりの総プレイ時間」をランキング化。その結果として、2019年に国内で最も遊ばれたモバイルゲームの1位に『ポケモンGO』、2位に『LINE:ディズニーツムツム』、3位に『ドラゴンクエストウォーク』がランクインした。
そのほか『ファミ通モバイルゲーム白書2020』には、「モバイルゲームユーザーの消費行動・態度分析」「主要アプリクローズアップ」「モバイルゲームユーザーと関連エンタメ市場との関係性」などを収録。書籍版が43,000円、PDF版(CD-ROM)が39,000円、書籍版とPDF版のセットが82,000円(すべて税別)。「刊行記念キャンペーン」として、2020年3月末までの期間内に書籍版を購入すると、PDF版が付属する。