日本エイサーは1月29日、クリエイター向け新ブランド「ConceptD」を立ち上げ、合わせて同ブランドのデスクトップPC、ノートPC(2モデル)、液晶ディスプレイ(2モデル)を発売した。
ConceptD
「ConceptD」は、あらゆるジャンルのクリエイティブワークをサポートできるよう、プロフェッショナルが求める性能のPCやディスプレイなどをラインナップするブランド。製品が持つ特徴のひとつとして、緻密な色再現性や静音性が挙げられる。
色再現性については、画面に表示される色と人間の目による認識の近さを表す「Δ(デルタ)E」において、単体の液晶ディスプレイ製品はΔE1未満、ノートPCの液晶ディスプレイはΔE2未満という値を達成している。液晶ディスプレイとノートPCはPANTONE認証も取得。静音性も40dB程度に抑え、静かな環境で作業効率のアップを図る。
ConceptD 500「CT500-51A-F94LH/R40」
ConceptDブランドのデスクトップPC。店頭予想価格は395,000円前後(以下すべて税込)。
CPUにIntel Core i9-9900Kを搭載するハイスペックモデルで、メモリを64GB搭載するなどクリエイティブワークに適している。本体は、上面に木目調デザインのQi対応ワイヤレス充電機能を装備。前面にはヘッドセットクレードルも備える。曲面を用いた本体デザインも目を引く。
主な仕様は、CPUがIntel Core i9-9900K(3.6GHz)、チップセットがIntel Q370、メモリがDDR4-2666 64GB(16GB×4)、ストレージが1TB M.2 NVMe SSDと2TB HDD、グラフィックスがNVIDIA Quadro RTX 4000(8GB)。OSはWindows 10 Pro 64bit。
ネットワークは、Gigabit Ethernet対応有線LAN×1、IEEE802.11ac/a/b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 5.0。インタフェース類は、USB 3.1 Type-C Gen2×1、USB 3.1 Type-A Gen2×3、USB 3.0×2、USB 2.0×4、HDMI×1、D-sub×1、DisplayPort×5、SDメモリーカードリーダーなど。本体サイズは約W230×D487×H443mm、重さは約1.18kg。
ConceptD 7「CN715-71P-F73Z8」
CN715-71P-F73Z8は15.6型ノートPCで、店頭予想価格は385,000円前後。本体カラーはホワイトのみ。NVIDIAのMAX-Qデザインとなっている。
ディスプレイ解像度は3,840×2,160ドット(4K)で、IPS液晶パネルを採用。色域はAdobe RGB比 100%をカバーし、色精度はΔE2未満となっている。本体はアルミ製で、エイサーの第4世代AeroBlade 3D FANによって、40dBの静音性を保ちながら内部を効率的に冷却する。
主な仕様は、CPUがIntel Core i7-9750H(2.6GHz)、チップセットがIntel HM370、メモリがDDR4-2666 32GB(16GB×2)、ストレージが1TB M.2 NVMe SSD(512GB×2)、グラフィックスがNVIDIA GeForce RTX 2080 MAX-Q(8GB)。OSはWindows 10 Pro 64bit。
ネットワークは、有線LAN×1、IEEE802.11ac/a/b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 5.0。インタフェースは、USB 3.1 Type-C×1、USB 3.0×3、HDMI×1、miniDisplayPort×1など。バッテリ駆動時間は約8時間。本体サイズは約W358.5×D255×H17.9mm、重さは約2.1kg。
ConceptD 3「CN315-71-F73Y6」
CN315-71-F73Y6は、15.6型液晶ディスプレイの解像度が1,920×1,080ドット(フルHD)のモデル。店頭予想価格は210,000円前後。本体カラーはブラックのみ。
上記「CN715-71P-F73Z8」との主なスペック上の違いは、ストレージが512GB M.2 NVMe SSD(256GB×2)、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 1650(4GB)であること。また、インタフェース類も、USB 3.1 Type-C×1、USB 3.0×2、USB 2.0×1、HDMI×1になっている。バッテリー駆動時間は約10時間だ。本体サイズは約W363.4×D254.5×H20.85-23.36mm、重さは約2.15kg。
ConceptD CP7「CP7271KPbmiphzx」
CP7271KPbmiphzxは、3,840×2,160ドット(4k)解像度の27型液晶ディスプレイ。店頭予想価格は200,000円前後。
IPS液晶パネルを採用し、色域はAdobe RGB比 99%をカバー、色精度はΔE1未満となっている。HDRに対応し、VESA DisplayHDR 1000認証済み。ピーク時の輝度は1,000cd/平方メートルと高い。リフレッシュレートも144Hzと高速で、NVIDIA G-SYNCテクノロジーに対応している。
そのほか主な仕様は、視野角が水平垂直とも178度、輝度が600cd/平方メートル(標準)、コントラスト比が1,000:1、応答速度が4ms(GTG)。映像入力インタフェースはHDMI 2.0×1、DisplayPort 1.4×1。
スタンドは上35度・下5度のチルト、360度のスイーベル、最大180mmの高さ調整が可能。VESAマウントは100mmに対応し、5W+5WのスピーカーとUSB 3.0ハブポート×4基も搭載する。本体サイズはW629×D269×H420.5-600.5mm、重さは約8.26kg(スタンドあり)。
ConceptD CP3 CP3271KPbmiippruzx
CP3271KPbmiippruzxは、色域がDCI-P3 90%カバーの27型4Kモデル。店頭予想価格は100,000円前後。VESA DisplayHDR 400に対応し、ピーク時の輝度が400cd/平方メートルとなっている。ACM時のコントラスト比は最大100,000,000:1。
主な仕様は、輝度が350cd/平方メートル(標準)、コントラスト比が1,000:1(通常)、応答速度が1ms(VRB)。映像入力インタフェースはHDMI 2.0×2、DisplayPort 1.4×2。スタンドはピボット機能を備え、4W+4Wのスピーカーを内蔵。重さは約6.53kg(スタンドあり)。そのほかの仕様は上記「CP7271KPbmiphzx」とほぼ共通。