カナダのMatroxは1月28日(現地時間)、PCI Express x16対応グラフィックスカードの新製品として、「Matrox D」シリーズを発表した。4K解像度のマルチディスプレイ環境を構築する用途を想定しており、GPUにはNVIDIA Quadroベースのカスタムチップを採用している。
Matrox Dカード1枚につき、HDMIまたはDisplayPort出力で最大4画面まで表示できる。さらに、フレーム同期用の専用ケーブルでカード間を接続し、1つのシステムに最大4枚のカードを搭載することで、16画面まで表示することもできる。Matrox Dシリーズの対応APIはDirectX 12、OpenGL 4.5、OpenCL 1.2で、対応OSはWindows 10 64bit。
モデルラインナップはHDMI出力が4ポートの「Matrox D-Series D1450」と、DisplayPort出力が4ポートの「Matrox D-Series D1480」の2機種だ。出力ポート以外の仕様は共通で、バスインタフェースはPCIe 3.0 x16、メモリは4GB GDDR5、対応解像度は最大4096×2160ドットを4画面。消費電力は47Wで、基板上に冷却ファンを装備している。カードサイズは20.137×12.697cm。