任天堂は、家庭用ゲーム機「Wii」本体の修理受付を終了した。同社は理由について「修理に必要な部品の確保が困難なため」と説明している。Wii用の周辺機器についても、在庫がなくなり次第、修理受付を終了する。

【更新・追記】任天堂はWii本体の修理受付について、当初告知していた「3月31日到着分」よりも1カ月以上早い、2月6日到着分をもって終了した。「予測をはるかに上回る修理依頼をいただいたため」としている。

  • Wii

    「Wii」本体(RVL-001)

Wii本体の修理受付終了に関するお知らせ後、予測をはるかに上回る修理依頼をいただき、修理に必要な部品の在庫が想定よりも早くなくなりました。そのため、誠に勝手ながら2020年2月6日弊社到着分をもって修理受付を終了させていただきました。
事前にお知らせしていた終了予定日よりも1か月以上早い終了となり、お客様にはご迷惑をおかけし誠に申し訳ありませんが、何卒ご理解くださいますようお願い申し上げます。
(2020年2月7日追記)
−−Wii本体の修理受付終了に関するお知らせ

Wiiは、任天堂が2006年に発売した据え置き型ゲーム機。「Wiiリモコン」を手に持って動かすことで直感的な操作が行え、各種周辺機器も豊富に用意。「Wii Sports」や「Wii Fit」といったカジュアルかつアクション要素の強いゲームを次々にリリースし、人気に火を付けた。

2019年9月末時点のWiiの累計販売台数は1億163万台、ゲームソフトの本数は9億2,119万本。2012年に後継機となる「Wii U」が登場し、Wiiはその役割を後継機に譲った。

Wii発の名作ゲームは数えればキリが無いが、筆者は特に高橋哲哉監督率いるモノリスソフトの「ゼノブレイド」(2010年発売)、そしてヴァニラウェア開発の剣劇アクションRPG「朧村正」(2009年発売)を思い起こす。前者はRPGゲームとして高い評価を受け、現在もゼノブレイドシリーズとして継続。2020年にはNintendo Switch向けに「ゼノブレイド Definitive Edition」として再リリースが決まっている。朧村正は現在も、Wii UやPlayStation Vita向けにダウンロード配信が行われている。