JR東日本横浜支社は28日、南武線の小田栄駅(2016年3月開業)について、新駅設置の効果が認められたため、3月14日から本設化すると発表した。これにともない、小田栄駅を利用する場合は同駅発着の乗車券類が必要となる。

  • 南武線の支線(尻手~浜川崎間)に設置された小田栄駅。3月14日に本設化される

現在、小田栄駅を利用する際の運賃は川崎新町駅と同額とされ、川崎新町駅発着の乗車券類を発売している。小田栄駅の本設日(3月14日)以降、川崎新町駅の運賃と同額とみなす取扱いは終了となり、営業キロにもとづく運賃が収受されることになる。

これにより、小田栄駅から、あるいは小田栄駅まで乗車する場合、川崎新町駅ではなく小田栄駅を有効とする乗車券・定期乗車券の購入が必要に。川崎新町駅を発着とする定期乗車券で、経路に小田栄駅を含んでいない場合は精算が別途必要となる。

  • 小田栄駅の本設日以降の運賃について

たとえば、これまで尻手駅以遠から川崎新町駅までの定期乗車券で小田栄駅にも下車できたが、本設日以降、このようなケースにおいて小田栄駅で下車する場合、運賃の精算が別途必要。「Suica」等のIC定期券を利用する場合、自動改札機などでSF(チャージ)残額から運賃(川崎新町~小田栄間のIC運賃136円)が自動精算される。