Wizleapは1月24日、元ZOZOTOWN社長の前澤友作氏によるお年玉キャンペーンとベーシックインカムに関する意識調査の結果を発表した。調査期間は2020年1月20~22日、有効回答は1,031人。

ベーシックインカムを「初めて知った」人は3割超

  • 前澤友作さんの「お年玉企画」はBIについて知るきっかけになりましたか?

100万円を1,000人に配布する前澤氏の「お年玉企画」を知っているか尋ねると、86.8%が「知っている」と回答。一方、前澤氏の「お年玉企画」に応募したか聞くと、「応募していない」が82.0%を占め、「応募した」は18.0%にとどまった。

BI(ベーシックインカム)制度の認知度を調べると、「聞いたことはある」が38.0%、「少し知っている」が25.5%、「よく知っている」が6.5%と、程度の差はあるものの、認知度は70%に上った。反対に「知らない(聞いたこともない)」は30%となった。

前澤氏は、お年玉企画を開催する際、「ずばり #前澤お年玉 で僕が実験したいことは『ベーシックインカム、前澤個人でやってみた』です。」と発言している。そこで、お年玉企画とこの発言を認知している人に、同企画はベーシックインカムについて知るきっかけになったか質問したところ、33.7%が「初めて知った」と回答したほか、「改めて考えた」という人も10.7%いた。

ベーシックインカムの賛否については、60%が「賛成(どちらかと言えば含む)」と回答。他方、「反対(どちらかと言えば含む)」は24%、「どちらともいえない」は14%となった。回答者からは、「現代の子育て世代などは、金銭的なゆとりも少なく、富裕層と一般家庭との格差が広がってしまっているのではないかと感じているため」(賛成)、「財源不足の日本で、そのような制度は難しいと思います。また、BIを実施したら、積極的に働かなくなると思います」(どちらかと言えば反対)などの声が寄せられた。