JR東日本は3月14日、気仙沼線BRT・大船渡線BRTのダイヤ改正を実施する。通学時間帯の利便性向上のため、大船渡線BRT鹿折唐桑駅から気仙沼線BRT本吉駅への直通運転を一部で開始する。

  • 気仙沼線BRT・大船渡線BRTが3月14日にダイヤ改正

直通運転は平日の気仙沼線BRT上り便1本(気仙沼駅7時5分発・本吉駅7時47分着)を大船渡線BRT鹿折唐桑駅始発(6時59分発)とすることで行われる。土休日は直通運転を行わず、気仙沼駅始発として運転する。

気仙沼線BRTでは、松岩~不動の沢間でBRT専用道の供用を開始し、松岩~南気仙沼間に赤岩港駅を新設。南気仙沼駅はBRT専用道上に移設する。BRT専用道の延伸にともない、柳津~気仙沼間の最速便の所要時間は2分短縮され、104分となる。本吉駅や陸前階上駅などから気仙沼駅方面に向かうBRTの時刻は一部の時間帯を除き、おおむね30分ごとに発車するわかりやすいダイヤに変更する。

大船渡線BRTでは、長部~奇跡の一本松間の一般道上に陸前今泉駅を新設し、待合室と上家を整備する。BRT専用道上では、細浦~下船渡間に大船渡丸森駅、大船渡~盛間に地ノ森駅と田茂山駅をそれぞれ新設する。

大船渡線BRT下り最終便の気仙沼駅発時刻は現行の時刻より10分早め、大船渡線下り列車から乗り換える際の待ち時間を17分から7分に短縮する。あわせて時刻表や車両の行先表示に種別表記を行い、速達便の「快速」と、一部の途中駅に停車する「普通」との違いをわかりやすくするという。