久光製薬は1月21日、同社が支援する56団体への寄付金贈呈式を行った。東京本社では久光製薬専務取締役執行役員の杉山耕介氏から、各団体の代表者に寄付金の目録が手渡された。
56団体に10万円ずつ寄付金を贈呈
同社では、従業員と企業が一体となった社会貢献活動として2007年にスタートした久光製薬株式会社ほっとハート倶楽部が毎年、社会貢献団体への寄付や義援金を募る活動を継続して行っている。
冒頭、ほっとハート倶楽部副委員長として登壇した久光製薬BU本部の真田明則氏は、「この13年間で446団体に寄付をさせていただいております。今年の支援先は56団体に決まりました。本日は、東京本社近郊の9団体の代表者様にお越しいただいております」と説明した。各団体への寄付金は10万円ずつ。ほっとハート倶楽部による支援先は、従業員からの応募を考慮したうえで、同倶楽部委員会が決定しているという。
贈呈式に参加したのは「認定NPO法人 JUON NETWORK」「特定非営利活動法人 スマイルオブキッズ」「一般社団法人 Zen2.0」「特定非営利活動法人 チーム浅沼屋 for children and ALS」「特定非営利活動法人 チーム東松山」「NPO法人 チャリティーサンタ」「公益財団法人 プラン・インターナショナル・ジャパン」「特定非営利活動法人 ほっとプラス」「宮前平駅前スペース ここわ会」の9団体。会場では各団体の代表者が登壇し、日々の活動内容や寄付金の使い道などについて説明した。
登壇した久光製薬専務取締役執行役員の杉山耕介氏は、女子バレーボールチーム「久光製薬スプリングス」が大事な試合で敗戦したときに、日本代表選手のひとりが杉山氏の前で涙を流して悔しがったというエピソードを紹介。
「勝ちたかった、というピュアな気持ちに心を打たれました。そうした、混じりっけのない真っ直ぐな気持ちは、人を感動させます。実は本日、お集まりいただいた皆様のプレゼンからも、同じく純粋な気持ちを感じ取った次第です。ピュアな気持ちで社会に貢献していらっしゃる皆様方を、久光製薬はリスペクトします。私たちも、そんな気持ちで事業に励んでいきたいと思います」と挨拶した。
また同日、同社の大阪支店でも寄付目録贈呈式が行われた。
贈呈式には「ウエスト症候群 患者家族会」「社会福祉法人 日本ライトハウス」「特定非営利活動法人 日本救援衣料センター」「公益財団法人 日本アニマルトラスト」「公益社団法人 アジア協会アジア友の会」「一般社団法人 SPS ラボ若年性認知症サポートセンター きずなや」「NPO法人 ワンダブル二度目の命」「特定非営利活動法人 京都どうぶつあいごの会」の計8団体が参加。同社大阪支店長の松本晃次氏から目録が贈呈された。