小田急電鉄はUSBポートを備えたベンチ「チャージングベンチ」を小田急線新宿駅2・3番ホームに設置し、1月29日から供用開始する。

  • 肘掛け2カ所にUSBポート4口を備える

このベンチは1台に2カ所ある肘掛けに計4口のUSBポートを内蔵し、座った人がスマートフォンなどの充電に利用できる。ベンチ本体は長さ151.5cm、高さ45cm、奥行き40cm。特急ロマンスカーの待ち時間を有効活用してもらえるように、既存のベンチ10台を置き換えて設置する。

西口地上改札口から入場した人の視認性を高め、訪日外国人旅行者にもわかりやすくするため、充電を示すアイコンを表示するほか、従来のベンチより座面を5cm高くすることで、立ち上がる際の負担を軽減するように配慮している。

  • 「チャージングベンチ」イメージ

小田急線新宿駅は1日平均約52万人が利用する小田急電鉄最大のターミナルであり、外国人旅行者の利用も増加していることから、同社はフリーWi-Fiや大型荷物を持つ人も利用しやすいトイレの整備や旅行センターの窓口の増設、手荷物預かりサービスなどに取り組んできた。今回のベンチ設置を含め、今後も各駅の周辺環境や利用者ニーズをとらえた利便性向上策に努めるとしている。