俳優の大谷亮平が主演を務める連続ドラマ『異世界居酒屋「のぶ」』(全10話 第1話は無料放送)が、5月にWOWOWで放送スタートすることが24日、明らかになった。
蝉川夏哉著の同名小説の映像化作品である同ドラマは、中世ヨーロッパのような異世界の古都・アイテーリアになぜか繋がってしまった居酒屋「のぶ」を舞台にしたグルメファンタジー。異世界を舞台にしながらも、生ビールや唐揚げといった庶民的な居酒屋料理とお酒を通じて繰り広げられる、あたたかな人間ドラマが描かれる。
主人公で、食に一途な職人気質の料理人で「のぶ」の大将・矢澤信之を演じるのは大谷亮平。また、「のぶ」の給仕で看板娘の千家しのぶを武田玲奈が演じる。そして、本作の監督・脚本を務めるのは、映画『ドロップ』などのヒット作を手がけてきた品川ヒロシ。
大谷は「ファンタジー系の作品に参加させていただくのは初めてでしたが、日本式の居酒屋は海外でも人気があり、今や世界に誇れる日本文化の一つとも言えると改めて思いました。その居酒屋を舞台に、初めて足を踏み入れる客との滑稽なやりとりに笑わせてもらい、ウルッとくるエピソードに心温まる事もありましたが、同時に様々な出来事が巻き起こる居酒屋の大将として、やりがいのある重要な役どころだなとも感じました」と脚本を読んだ感想を。
さらに、「料理シーンでは、思わずつまみ食いをしてしまう程に、美味しく見応えのある料理がたくさん出てきます。その一つ一つの料理から広がる数々のエピソードによって、ご覧いただくみなさまにも、まるで異世界居酒屋に迷い込んだ様な感覚で堪能して頂けると思います。新たなグルメファンタジーの物語、是非楽しんで観て頂けるとうれしいです」とメッセージを寄せている。
品川監督は「まず、『このヨーロッパ的な世界観をどうやって実写化するんだ?』ということと、『今までアクションの多い作品を撮ってきた僕がほっこりとする作品を撮れるのか?』という2つのクエスチョンが頭を巡りました」と映像化の難しさを語りつつ、「日本人が異世界の人間を演じるので安いコントになってしまわないように、とにかくセットと絵作りにこだわりました。そして料理を美味しそうに撮る。全キャストを魅力的に撮る。原作を最大限リスペクトしつつ、実写ならではの良さが出るようにしました」とこだわりを語っている。