ANAとJR北海道はこのほど、国内外の観光需要取込みによる北海道の地域活性化を目的とした連携を開始すると発表した。連携ロゴとキャッチフレーズを作成するほか、ANA利用者を対象としたフリーパス発売などの施策に共同で取り組む。
連携ロゴは、ANAのコーポレートカラーである青色と飛行機、JR北海道のコーポレートカラーである萌黄色と鉄道を組み合わせたデザイン。キャッチコピーの「青空と大地をかけめぐる。AIR TRAIN HOKKAIDO」には、北海道を訪れる人の利便性向上と地域活性化への思いを込めた。両社の公式ウェブサイト内に「ANA×JR北海道連携プロジェクト」の専用ページを設け、情報発信を随時行う。
プロジェクトの第1弾として、ANA便を利用して北海道を訪れた人を対象とした「ANAきた北海道フリーパス」を4月1日に発売。宗谷本線を中心に、札幌・新千歳空港方面から旭川・稚内方面までに設定したフリーエリア内の特急・普通列車(快速含む)の普通車自由席が4日間乗降り自由で、発売額は大人1万3,150円・こども6,570円。購入時点で12歳以上25歳以下の人を対象とした「U25用」も設定し、1万520円で販売する。
販売期間は2020年4月1日から2021年3月31日まで。利用期間は2021年4月4日まで。稚内駅、南稚内駅、新千歳空港駅、旭川駅、ツインクルプラザ旭川支店の計5カ所にて、ANAの新千歳・旭川・稚内空港到着便の搭乗案内を提示した人にのみ販売する。