ワコムは1月23日、8,192レベルの筆圧感知機能やダイレクトボンディング方式に対応したWindows 10 Professional搭載の13.3型タブレットPC「Wacom MobileStudio Pro 13(DTHW1321HK0D )」を発表した。発売は1月30日、ワコムストアでの販売価格は308,000円(税込)。

  • 13.3型タブレットPC「Wacom MobileStudio Pro 13(DTHW1321HK0D )」

Wacom MobileStudio Proシリーズは、ワコムが「クリエイティブタブレット」と位置付けるWindows 10タブレット。高性能・高精度の液晶タブレットシステムが特徴で、スタジオや外出先など場所を問わずにクリエイティブ制作ができるよう設計されている。

新モデルのWacom MobileStudio Pro 13(DTHW1321HK0D)は、13.3型の画面サイズで持ち運びしやすいコンパクトモデル。CPUはIntel Core i7-8559U(2.70GHz)、メインメモリは16GB、ストレージに512GBのSSDと、スペックも高い。ディスプレイはIPS方式、解像度は2,560×1,440ドットのWQHDで、色域もAdobe RGBカバー率最大82%(CIE 1931、標準値)と高い色再現度を持つ。

タブレットながら、SSDストレージやメインメモリの交換が可能。もの足りなさを感じたら、パーツ交換でパフォーマンスを向上させられる。

  • 左側には、カスタマイズ可能なファンクションキーやタッチホイール

液晶タブレットの機能としては、ペン先とカーソルとの視差を最小限に抑えるダイレクトボンディング方式に対応。画面にアンチグレア加工を施すことで、紙にペンで描くような描き心地を再現するとしている。

「Wacom Pro Pen 2」テクノロジーによって、8,192レベルという細やかな筆圧感知やペンの傾きを検知するほか、ペンにはバッテリーや充電などが不要という手軽さも実現している。なお、Wacom Pro Pen 2シリーズ以前のペンを使う場合は最大2,048レベルの筆圧感知だ。

  • パッケージと本体

インタフェース類では、USB 3.1 Gen2 Type-C×1がDisplayPortオルタネートモードをサポート。ほか、Thunderbolt 3ポート×2やSD/SDHC/SDXCカードスロットがある。通信機能はIEEE802.11ac準拠の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 5.0だ。

本サイズはW229×D367×H17mm、重さは1.44kg。付属の着脱式専用「モバイルスタンド」によって、作業しやすい画面の角度(17度・32度・44度)で設置しておける。

Wacom MobileStudio Proシリーズにはこれまでも、Intel Core i7と16GBメモリを搭載した15.6型「Wacom MobileStudio Pro 16(DTHW1621HK0D)」と、Intel Core i5と8GBメモリを搭載したコンパクトかつ高コストパフォーマンスの「Wacom MobileStudio Pro 13(DTHW1321LK0D)」があった。今回、高機能・コンパクトなモデルが拡充されたことになる。