女優の吉高由里子が主演する日本テレビ系ドラマ『知らなくていいコト』(毎週水曜22:00~)の第3話が、きょう22日に放送される。
ケイト(吉高)は、自分が殺人犯・乃十阿徹(小林薫)の娘であることを知りながら、かつて尾高(柄本佑)がプロポーズしてくれていたことを知り、当時何も知らずに春樹(重岡大毅)に心を移した自分を激しく悔やんでいた。8年前、尾高と付き合い始めて、お互いに仕事もプライベートも絶好調だった思い出に浸るケイト。自分が手放した尾高が今は子供もいる妻帯者であることを寂しく思う。
そんな中、「週刊イースト」では年末年始合併号に向けたネタの取捨選択が進む。厚労大臣の賄賂疑惑ネタがボツにされたケイトは、先輩の小野寺(今井隆文)が出した企画、人気ダンサー“タツミーヌ”こと河原巽(大貫勇輔)の特集を手伝うことに。日本から世界に羽ばたく天才ダンサーとして国民的な人気を誇り、CMや公演に引っ張りだこのタツミーヌのファッションを分析するコーナーを任されたケイトは、早速なじみのファッション評論家・ミミコ近藤(篠井英介)のもとへ。しかし、デスクの黒川(山内圭哉)から突然「取材は一旦中止」と連絡が入る。10年前のタツミーヌが映ったある動画がネット上で拡散し、炎上したというのだ。
動画のタツミーヌは、老人に向かって「老害」「本当に必要なのは介護施設ではなく姥捨山」など世間のイメージにそぐわない暴言を浴びせていた。編集長の岩谷(佐々木蔵之介)は、記事の内容をタツミーヌの才能ではなく本性に迫るものに変えるよう指示し、引き続き取材を続けることに。ネットの後追いで10年も前の出来事を掘り返すことに反対するケイトだが、岩谷は「これで潰れる才能ならそれまで」と意に介さない。
マスコミが手のひら返しでタツミーヌを叩き始める中、ケイトは不本意ながらも後輩の福西(渕野右登)と共に本人の直撃取材へ。スタジオの外で張り込みをするが、待ち伏せる報道陣を出し抜いたタツミーヌは何も語らぬまま逃げてしまう。
翌日。消息を絶ったタツミーヌ探しが難航する中、尾高が年末のあいさつで編集部に現れる。尾高の姿を見た春樹は、あることを話すため尾高を屋上に呼び出すが…。一方、ケイトはかつてタツミーヌがアルバイトをしていた店で意外な真相へとつながる証言を聞く。