ビザ・ワールドワイド・ジャパンとMMD研究所は1月20日、共同で実施した「【第1弾】 2020年キャッシュレス・消費者還元事業における利用者実態調査」の結果を発表した。調査は2019年12月13日~22日、20歳~69歳の男女50,000名を対象にインターネットで行われた。

  • 消費者還元事業が始まる前と後で利用したことのある支払い方法

    消費者還元事業が始まる前と後で利用したことのある支払い方法

調査によると、キャッシュレス・消費者還元事業のポイント還元が始まったことにより、およそ4割(39.3%)の人がキャッシュレス決済による支払い回数が「増えた」とのこと。

そこで、消費者還元事業が始まる前と後で利用したことのある支払い方法について複数回答形式で聞いたところ、始まる前は「現金」(98.3%)や「クレジットカード」(87.2%)が主流で、始まった後の支払い方法は、依然として「現金」(97.8%)と「クレジットカード」が高い利用率(87.2%)ではあるものの、「QRコード決済」(45.9%)は10ポイント、「スマホ非接触決済」(30.7%)は2.7ポイント増えていることがわかった。

また、消費者還元事業後にキャッシュレス決済の利用が多くなった場所を複数回答形式で聞いたところ、「コンビニエンスストア」(41.5%)、「スーパーマーケット」(33.1%)、「ドラッグストア」(26.5%)が上位に並んだ。

  • 日本国内におけるキャッシュレス化について

    日本国内におけるキャッシュレス化について

次に、国が推進するキャッシュレス化普及の体感について聞くと、「(とても+やや)進んでいると思う」が48.9%という結果に。さらに、「今よりも日本国内のキャッシュレス化が進んでほしいと思いますか?」と尋ねたところ、54.9%が「(とても+やや)そう思う」と回答した。