俳優の中村倫也が、4月スタートの日本テレビ系ドラマ『美食探偵 明智五郎』(毎週日曜22:30~)で、ゴールデン・プライム帯の連ドラに初主演することが20日、分かった。

  • 中村倫也(左)と原作の明智五郎=日本テレビ提供

このドラマは、東村アキコ氏原作の同名漫画を映像化するもの。容姿端麗だが超変わり者である美食家の探偵・明智五郎(中村)が、連続殺人鬼の真相とハートに迫るサスペンスだ。

衣装のスーツは中村が生地選びから参加し、衣装部や制作スタッフと共に作り上げたオーダーメイド。こだわりのスーツに袖を通し写真撮影に臨んだ中村は「殺人を犯す動機や切り口が今までのミステリーとは違うところが見どころ」と話し、「周りのキャストの皆さんと織りなすハーモニーを大事にして、毎話、毎カット探りながら丁寧に作り上げていきたいです」と意気込む。

東村氏は、今回のドラマ化に「人生がループして子供の頃に見たブラウン管の中に明智とマリアが映り込むような不思議な感におそわれました」と感覚を語り、「明智役の中村倫也さん、ハンサムで、クレバーで、ちょっと不思議な感じが明智役にぴったりです。楽しみです!」と期待。

荻野哲弘プロデューサーは「東村アキコさんの原作を初めて拝読した時の衝撃は今でも忘れることができません。10数年前『火曜サスペンス劇場』という名物番組に関わらせていただいた人間にとって、東村さんが紡ぐ物語の中で犯人が殺人に手を染めるに至る“動機”がとっても斬新に思えたからです。さらに、『犯人が捕まらず、しかも××する』という衝撃展開も!」と予告しながら、「“笑えて、ドキドキして、時々泣ける”美味しいドラマを目指します」と語った。

中村のコメント全文は、以下のとおり。

――役どころについて

原作を読ませていただいて、ようこんな見目麗しい、整った役を薄顔の男に持ってきたな……と(笑)。できる限りの工夫とあふれんばかりのパッションでなんとか乗り切ろうと思っています。もちろん、明智は主役ですし大事ではあるのですが、作品としては、周りのキャストの皆さんと織りなすハーモニーを大事にして、毎話、毎カット探りながら丁寧に作り上げていきたいです。

――ゴールデン・プライム帯連続ドラマ初主演ですが意気込みは?

自らチャレンジして、苦労しながら楽しむということを率先してやっていければと思います。とはいえ、年齢を重ねるとともに、1人が背負うことができるモノには限りがあると分かってきました。気負い過ぎて、いっぱいいっぱいになってしまったら、元も子もないので、そこは大人として周りの皆さんに上手く甘えられたらと思っています。

――東村アキコ氏の作品について

物語の紡ぎ手としての発想力、構成力も素晴らしいですが、なにより愛嬌のあるキャラクターがたくさん出てきますよね。東村先生にお会いしたことはないのですが、先生自身がきっと、とても魅力的で、周りから放っておけないな…と思われている方ではないかと。だから、魅力的なキャラクターをたくさん作ることができるのかなと思っています。

――視聴者にメッセージ

このドラマは、殺人を犯す動機や切り口が今までのミステリーと違うところが見どころですね。また、生身の人間ならではの会話のテンポを大事にしながら、ポップで楽しげなところから、急におどろおどろしい面を見せるなど、想像できない変化をしていく作品にしていけたらと思っています。あまり見たことのない日曜10時半のドラマになるのではないでしょうか。ちゃんとスパイスをまぶして料理するので、楽しんでください!!

原作「美食探偵-明智五郎-」東村アキコ(集英社「ココハナ」連載)

(C)東村アキコ/集英社

なお、番組公式ツイッター(@bishoku_ntv)では、アカウントをフォローし、情報出しツイートをRTしたユーザーから抽選で2人に、中村のサイン入りチェキが当たるプレゼントキャンペーンを実施している。