iPhone 11シリーズでは、カメラ機能が一新されました。iPhone 11 Pro/Pro Maxのフロントカメラには超広角と広角、望遠の3眼/トリプルレンズが採用され、それぞれ1200万画素(4032×3024ピクセル)の解像度を備えるなどハードウェアが大幅に強化されたほか、A13 Bionicチップの機械学習機能を利用した画質向上技術「Deep Fusion」をサポートするなど、ソフト面でも大きく進化を遂げています。
ユーザインターフェイスは基本的に従来のものを踏襲していますが、細かい部分で変更がくわえられています。新機能「ナイトモード」は、暗い場所で自動的に有効となり、画面左上に露出時間(秒数)が黄色いアイコンで表示されるようになりました。連射機能(バーストモード)も、シャッターボタンの長押しから左方向へのスワイプに変更されています。
セルフタイマーボタンは……見当たりません。これまでは画面上部に時計ボタンが表示され、それをタップすればシャッターが下りるまでの秒数(3秒/10秒)を選択できたのですが、iPhone 11シリーズのカメラアプリでは時計ボタンそのものがありません。
しかし、ご心配なく。セルフタイマーボタンは、画面上部の「^」をタップするとシャッターボタンの上(水平持ち時は左横)に現れるボタン群に含まれています。これをタップすれば、従来どおり3秒/10秒でセルフタイマーを設定できます。
なお、画面上部の「^」の代わりにプレビューエリア(写真フレーム内)を上方向へフリックしても、ボタン群を表示できます。ビデオ撮影時に手動でフラッシュを点灯させるときも同じ操作手順を使えますから、撮影オプションを表示するときは上フリック、と覚えておきましょう。