JR東日本東京支社とジェイアール東日本都市開発は20日、有楽町~新橋間の100年の歴史を刻む煉瓦アーチが特徴的な300mの高架下空間を利用し、6月下旬に開業する商業空間「日比谷OKUROJI(ヒビヤ オクロジ)」に出店する44店舗が決定したと発表した。
この計画は、100年以上の歴史を刻む煉瓦アーチ高架橋と、東海道本線・東海道新幹線の高架橋が一体となって生まれた高架下スペースを生かし、新たな商業空間として再生するプロジェクトとなる。新しい街づくりが進む日比谷の奥に位置する有楽町~新橋間の高架下に、銀座・有楽町・新橋の回遊を生み、個性豊かなこだわりの店舗が集積することで、街と人、人と人をつなぐにぎわいあふれる場所をめざす。
「日比谷OKUROJI」には、スタンディングやオーセンティックといったさまざまなスタイルのバー、羊肉料理・貝料理・そうめん専門店・炭火焼やハラルなど多彩な素材や調理法にこだわった飲食店、ジャケット・ネクタイ・革靴をはじめとするこだわりのファッションからアウトドアの店舗、職人技の道具や染物、革小物といったライフスタイルを彩るショップ、美しく甘美なスイーツ店など、個性的な店舗が揃う。
出店が発表された44店舗の内訳は物販・食物販16店舗、飲食28店舗。名古屋で行列の鰻店「うな富士」、茨城食材にこだわるオールデイダイニング「COOK BARN TOKYO」、京都・丹後の手織りネクタイ「KUSKA&THE TANGO」、角打ちも楽しめる新潟クラフトマンシップ「NIIGATA1○○」、岡山の老舗バー「Bar CHINON」、本格羊肉料理店「Premium mutton cuisine Le Belier MATSUO」などの東京初出店や新業態の店舗、アイビーファッション「VAN SHOP」、スニーカーブランド「Panther」、アウトドアウェア・ギア「finetrack」といったジャパンブランドの旗艦店が出店する。