学情は1月20日、2021年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象とした、就職活動に関するインターネットアンケート(1月度)の結果を発表した。調査期間は2020年1月1~15日、有効回答は612人。

内々定率は10.0%

  • 2021年卒 内々定率調査(1月度)

現在までに内定(内々定)を獲得したか尋ねたところ、内々定率(就職活動を開始している学生を分母とした場合)は10.0%となった。文系・理系の内訳をみると、文系は11.4%で、理系の7.8%を上回った。

就職活動を開始した学生(していると認識している学生)は80.4%で、多くの学生がインターンシップ期でありながら、就活を開始していた。一方、まだ就活をしていない学生は19.6%だった。

内々定獲得者の内々定社数(1人あたり)は、平均1.63社。7割弱が1社と答えたものの、約3割が複数企業から内々定を獲得しており、平均を押し上げたという。

内々定を獲得した企業に応募したきっかけを聞くと、「就職サイト」が最も多く52.2%。次いで「インターンシップ」が22.3%、「就職サイトが主催するイベント」が22.1%と続いた。内々定先企業をあらかじめ知っていた学生は36.3%で、6割超が就職サイトやイベントなどで企業に出会っていることがわかった。

内々定を得た企業の業種は、1位「情報・調査・コンサルティング」(26.5%)、2位「IT・ソフトウェア」(14.5%)、3位「不動産」(14.1%)。外資コンサルやインターネット関連企業からの内々定出しが牽引している。