ファミリーマートで1月21日から2月10日まで、おいしいパンのNo.1を決める「第2回うまいパン決定戦」が行われる。日本を代表する有名パンメーカー9社が参加し、新商品を全国のファミリーマートで販売、売り上げを競うという。17日、都内で行われた記者会見に参加してきた。
うまいパン決定戦とは?
「うまいパン決定戦」とは、テーマをもとに開発された新商品を全国のファミリーマートで販売し、販売金額で各エリアの人気No.1のパンを決める大会。第1回では「フルーツ」をテーマに熱いバトルが行われ神戸屋と山崎製パンが優勝した。
今回の大会のテーマは「チーズ」。全国を5ブロックに分け、北海道ブロック3社、東北ブロック3社、関東・甲信越・福島ブロック5社、関西・東海・北陸・中国・四国ブロック4社、九州ブロック3社の商品が店頭にて販売される。
第1回大会では販売金額でNo.1を決定したが、今回は販売金額に加え、Twitterでの投稿も加点する「あなたが決める! うまいパン決定戦 on Twitter」も行われる。指定のハッシュタグを付けて投稿すると、ハッシュタグ数に応じてポイントが加点されるという。
また、投稿した人の中から抽選で1名に「ファミリーマート専用オリジナルプリペイドカード1万円分」をプレゼントするとのこと。Twitterでのキャンペーン期間は1月21日から2月10日まで。
第2回とあり、リベンジに燃えるメーカー、連勝を狙うメーカーと気合いは十分のよう。記者会見では、各社が創意工夫を凝らしたプレゼンテーションで、パンの魅力をアピールしていた。それでは、各メーカーが作った「うまいパン」を紹介していこう。
チーズケーキデニッシュ
第1回の決定戦で優勝した山崎製パンは、3種のチーズを使った「チーズケーキデニッシュ」(税込128円)を開発した。濃厚な味わいのチーズクリームをデニッシュ生地に絞り、網掛けをして香ばしく焼き上げている。
隠し味に乳を使い、マイルドな口当たりに仕上がっているそう。プレゼンテーションでは、21枚の大紙芝居を使い、実際にパンを食べるシーンも。「おいチーズ!!」と、渾身のギャグで全国制覇への気合いを見せていた。
販売地域 : 北海道ブロック、東北ブロック、関東・甲信越・福島ブロック、関西・東海・北陸・中国・四国ブロック、九州ブロック
チーズケーキみたいなパン
札幌パリが開発したのは、「チーズケーキみたいなパン」(税込138円)。
バスク風チーズケーキに着想を得て、見た目もチーズケーキを意識したという。コクを出すためにカスタードを加えたチーズクリームを、しっとりとした生地で包んでいる。デザートとしても楽しめる菓子パンとのこと。
見た目にもこだわり、表面に焼き色の濃淡を付けることでチーズケーキらしさを表現しているという。牛の着ぐるみで登場した担当者は「できれば1位を目指したいです」と控えめなコメント。しかし、開発の思いを熱く語っていた。
販売地域:北海道ブロック
厚切りチーズマヨトースト
日糧製パンが開発したのは、分厚い食パンを使った「厚切りチーズマヨトースト」(税込168円)。
ふんわりと食べ応えのある厚切りパンに、4種類のチーズを乗せ、マヨネーズを合わせている。隠し味に昆布醤油を使っているのが特長だ。濃厚なチーズとマヨの相性を楽しめる商品とのこと。
ファミチキ......ならぬ「あつぎり」先輩に扮した担当者。「今年は北海道で1位を取るぞ」と意気込んでいた。
販売地域:北海道ブロック
スイートチーズデニッシュ
フジパンは、「スイートチーズデニッシュ」(税込138円)を開発した。
滑らかなチーズクリームチーズの上に、ごろっとした角切りチーズを乗せた、2つのチーズの味わいを楽しめる。某ドラマのシェフになりきった担当者は、パンの作り方を芝居で紹介していた。
販売地域 : 東北ブロック、関東・甲信越・福島ブロック、関西・東海・北陸・中国・四国ブロック、九州ブロック
チーズクロワッサン
岩手県に本社を置く白石食品は「チーズクロワッサン」(税込158円)を開発した。
クロワッサン生地にチーズソースを包み、さらにチーズをトッピングして焼き上げているため、パンにチーズの羽が付いている。たっぷりとチーズを使っており、レンジで温めるとさらにおいしく食べられるという。
同社のキャラクター・シライシ坊やの恰好で登場した担当者は、「このパンで東北1位を取りたい」と元気よくアピールしていた。
販売地域 : 東北ブロック
チーズ塩パン
伊藤製パンは5種のチーズを使った「チーズ塩パン」(税込130円)を開発した。
アルペンザルツ岩塩入りのもちもち食感の生地に、5種のチーズを絞っている。温めて食べるとよりもちもち食感を楽しめるそう。ワインや生ハムと組み合わせて食べるのもおすすめとのこと。
揃いの応援団の恰好で気合いの入った担当者たち。よく通る声で、おすすめの食べ方を紹介していた。
販売地域 : 関東・甲信越・福島ブロック
チーズ三昧
第1回の決定戦で優勝した神戸屋は、「チーズ三昧」(税込138円)を開発した。
クリームチーズとチェダーチーズを使用したクリームをパンで包み、さらにチーズを乗せて香ばしく焼き上げている。チーズのうまみがたっぷり詰まったパンに仕上がったとのこと。
ラグビーシャツに身を包んだ担当者は「ラグビーでもパンでも勝ちますよ」と、2連覇に向けての意気込みを語った。
販売地域 : 関東・甲信越・福島ブロック、関西・東海・北陸・中国・四国ブロック、九州ブロック
チーズホイップとりんごのパンケーキ
Pascoで知られる敷島製パンは、「チーズホイップとりんごのパンケーキ」(税込120円)を開発した。
生地にチーズペーストとチーズパウダーを練り込み、ふんわりしたチーズ風味の生地はそのままでもおいしく食べられるという。さわやかさが特長のクリームチーズとシャキシャキの角切りりんごをサンドしている。
ハンバーグ師匠ならぬパンケーキ師匠で登場した担当者。「パンケーーーーキ!!!」と、高らかな叫びで会場を盛り上げた。
販売地域 : 関東・甲信越・福島ブロック、関西・東海・北陸・中国・四国ブロック、九州ブロック
大きなチーズパン
福岡に本社を置くリョーユーパンは、「大きなチーズパン」(税別118円)を開発した。
チーズ風味ペーストを練り込んだ生地に、2種類のチーズをトッピングしている。「大きなチーズパン」との名前の通り、食べ応えのある大きさが特長だ。うまい・安い・でかいを実現し、九州の人に愛される味を目指したという。
チーズに合うマヨネーズを加えたというこの商品。チーズ役とマヨネーズ役の担当者が抱き合い、最高の組み合わせであると表現していた。
販売地域 : 九州ブロック
No.1はどのパンに?
熱いプレゼンテーションが繰り広げられた記者会見。各メーカー、うまいパンNo.1に向けてやる気がみなぎっていた。結果発表は3月を予定しているとのこと。自分の住む地域のうまいパンを見つけてみては?
※宮崎県、鹿児島県、沖縄県を除く