ももいろクローバーZをはじめとした「スターダストプラネット」所属のアイドルグループ12組総勢64名が19日、神奈川・横浜アリーナで開催されたニッポン放送のイベント『「ミューコミプラス」 presents スタプラアイドルフェスティバル~今宵、シンデレラが決まる~』に出演した。
同イベントは、ニッポン放送のラジオ番組『ミューコミプラス』(毎週月曜~木曜 24:00~)と、芸能事務所・スターダストプロモーションのアイドルセクション「スターダストプラネット」のコラボフェス。
ももクロのほか、私立恵比寿中学、TEAM SHACHI、たこやきレインボーらといった、同セクションを代表するグループがライブパフォーマンスを繰り広げ、会場に集った1万人の観客を熱狂させた。
この日のメイン企画は、「シンデレラ決定戦」。これは、スターダストプラネットで2014年以降に結成された若手8グループの中から、アイドルとしてずば抜けた存在感を発揮する“シンデレラ”を、観客の投票によって決めるというもの。たった1人のシンデレラの座をめぐり、若手メンバーがフレッシュな歌唱とダンスを披露した。
後輩たちのパフォーマンスを見届けたももいろクローバーZの百田夏菜子は、「私たちにはどんなに頑張ってもこの感じって出せないんですよ」と言い、高城れには「モノノフ(ももいろクローバーZのファン)の人たちもいたんですけど、私たちには見せないような顔してたよね」と笑った。
シンデレラに選ばれたのは、6人組ダンスアイドルユニット・CROWN POPの三田美吹。ソロでステージに上がると、お気に入りだというCROWN POPの楽曲「手のひらに青空」を涙ぐみながら熱唱した。
歌唱後、マイクを向けられると三田は「本当に呼ばれたときはびっくりして。リハの時から46人本当にみんな頑張っていたので、申し訳ないなって思うんですけど…」と涙声に。しかし「選んでいただいたので、これから真っすぐ前を向いていけたらなと思います」と力強く宣言した。
イベント後の囲み取材には、三田とももいろクローバーZが応じた。三田はシンデレラに決まった時を振り返って「歌い終わって戻ってきたら、階段の下でみんなが泣きながら待っててくれて。改めてメンバーの大切さを知りました」としみじみ。
今後のグループとしての目標については、同席したももいろクローバーZを引き合いに出し「4人で力を合わせて、すごい絆があるんだなといつも思うので、私たちも絆を深めてより良いパフォーマンスをしていきたいです」と目を輝かせた。
百田は「今回グループではなく個人ということで、この企画が発表されてから、それぞれ独特な緊張があったと思います」とした上で、「みんながその緊張から今日解放されると思うと、お疲れ様という気持ちでいっぱいです」と後輩たちの労をねぎらった。
さらに、三田に対しては「シンデレラ、おめでとうございます」と微笑みかけ、「明日からグループでのイベントがあるということで、ますます勢いに乗ってグループとしても前に進んでいってほしいです」とエールを送った。
そして、三田に対する成功のアドバイスを名指しで求められた高城は、「一番ダメな人を当てましたね(笑)」と苦笑いしつつ、「でも、本当に何をしようとか変に力まずにありのままの自分で、悩むときはとことん悩めば良いし、喜ぶときはとことん喜べば良いし、それをたくさん仲間と共有し合いながら、その時々の自分と向き合うことが大事なんじゃないかなと思います」と真剣な表情で助言した。