女優の羽田美智子が、4月11日にスタートする東海テレビ・フジテレビ系ドラマ『隕石家族』(毎週土曜23:40~)に主演することが20日、明らかになった。

  • (左から)北香那、泉里香、羽田美智子、天野ひろゆき、松原智恵子=東海テレビ提供

このドラマは、巨大隕石が接近し、地球滅亡まであと半年という世界で描かれる家族の物語。幸せな生活を送っていたはずの門倉家だったが、羽田演じる母・久美子が「好きな人がいます。その人と一緒に暮らしたいの」と言い出し、“突然のビックバン”をもたらすことになる。

羽田は「ほんわかとしたホームドラマの仮面をかぶりながら、その中に忍び寄る不協和音の小気味良さ。隕石が地球にぶつかるという、一昔前なら、架空のお話だと否定できたのに、昨今の自然災害の数々を経験した今では、とてもリアルに迫る設定も緊迫感があって面白いです」とコメント。「もし半年後に隕石が落ちるとしたら、久美子と一緒で、安定した生活と純愛の両方が欲しいですね(笑)。このドラマが皆さまにとって、何かしら破壊力のある『隕石』になるといいなと思っています」と話す。

共演は、門倉家の長女・美咲役で泉里香、次女・結月役で北香那、姑・正子役で松原智恵子、夫・和彦役で天野ひろゆき。

泉は「新しく、楽しい作品を届けられるように精いっぱい頑張ります」、北は「自由気ままに“次女”な時間を楽しみたいと思います!」、松原は「緊急事態に陥ったとき、『家族』がどういった心理状況になるのか、どう助け合っていけるのか、視聴者の皆さまに伝えられたら」、天野は「人間追い込まれたときにその人の本当の姿が分かる、ということでしょうか」と話している。

今作で初めてプロデュースを担当する東海テレビの松崎智宏氏は「原作・脚本の小松江里子さん、音楽の富貴晴美さん、そして主演の羽田美智子さんは、僕が見習いスタッフとして初めてドラマの現場(『花嫁のれん』)を経験させてもらった際に大変お世話になりました。プロデューサーになって、絶対にもう一度お仕事をご一緒したいと心に決めていましたが、まさか、デビュー作で夢が叶うとは思いもよらず、うれしく光栄であるとともに、身が引き締まる思いです」と意気込み。「毎話訪れるシリアスな告白。大真面目だからこそ、その姿が時に笑えて泣けて、極限状況で人間ってこうなっちゃうよね、分かる~!と情が湧いてきたり。見やすく面白く新しく、そしてテンポ良く。狙うはコミカルサスペンス。ワクワクする世界をお届けしたいと思います」と呼びかけた。

ほかにも、結月の彼氏・森本翔太役で中尾暢樹、世の中の大パニックをどこか楽しんでいるカフェ店長・古代鉄郎役でブラザートム、高校時代の久美子の同級生・片瀬清人役で中村俊介、カフェ新人バイト・小鳥遊香役で今枝桜、久美子のパート仲間・岡田芳子役で真瀬樹里、和彦が勤める会社の部下・久保田直之役で影山徹も出演する。