俳優の賀来賢人が、2月下旬よりMBS/TBSドラマイズムで放送される『死にたい夜にかぎって』で主演を務めることがこのほど、明らかになった。過激で魅惑的な女性たちに振り回される、どうしようもない男という異色の役柄に挑む。
Webサイト『日刊SPA!』で驚異的なPVを誇る連載エッセイを恋愛エピソードを中心に再構築した爪切男氏の同名小説を実写ドラマ化した本作は、原作者・爪切男本人のまさかの実体験のエピソード。幼くして母に捨てられた男、小野浩史(おの・ひろし)が、さまざまな女たちとの出会いを通じ、ときにぶつかり合い、たまに逃げたりしながら、少しずつ笑顔を取り戻していくという、もの悲しくもユーモアあふれる物語だ。
初恋の相手は自転車泥棒、初体験の相手は車椅子の女性。そして浩史が人生で一番愛した女性・アスカは、変態に唾を売って生計を立てていた。そんなどうしようもない男が、人生最愛女性アスカと過ごした6年間を中心に、過激な女性たちに振り回された、ろくでもない半生を描く。
監督はドラマ『アンナチュラル』、『毒島ゆりこのせきらら日記』、『リバース』(TBS)などを演出した村尾嘉昭氏。ドラマ『Nのために』(TBS)で賀来賢人と培った信頼関係があり、本作をドラマ化する際、「この物語の主人公を想像した時、多彩な表情と特に笑顔がとても素敵な賀来賢人さん以外にはあり得ませんでした」と、熱い思いで監督直々にオファーし、その熱い想いに賀来賢人本人が賛同し、出演が決まった。
賀来は「20の時に、若造の私をよく叱ってくれた、当時助監督だった村尾監督。かれこれ10年のお付き合いとなります。お互い大人になり、やっと一緒に作品を作る機会を頂きました。そこに、最高に切なくて笑える、爪切男さんの実体験を基にした作品。脚本には、才能が溢れすぎている加藤拓也さん。良い予感しかしません。スタッフ、キャスト全員で皆様に良い作品を届けられるよう頑張ります」と意気込んでいる。
『死にたい夜にかぎって』は、MBSで2月23日スタート(毎週日曜24:50~)、TBSで2月25日スタート(毎週火曜25:28~)。
(C)2020「死にたい夜にかぎって」製作委員会・MBS (C)爪切男/扶桑社