JR北海道、JR東日本、JR貨物は17日、青函共用走行区間(青函トンネル含む)において、JR北海道が昨年に続き、5月31日から7月19日まで毎週日曜日に保守作業の時間を拡大して実施することを受け、期間中の毎週日曜日に最終の新幹線を計画的に運休するほか、一部の貨物列車を計画的に運休または運転時刻を変更すると発表した。
保守作業時間を拡大して実施する架線等(貨物列車や新幹線に電力を供給する重要な設備)の交換では、1本約1,500mの長さの架線を一晩で取替完了させる必要があり、保守基地から作業地点までの往復時間を含めると、連続6時間程度の保守間合いが必要となる。そのため、青函共用走行区間における通常の保守間合いを大幅に拡大し、安全・安定輸送の確保に努めるため、計画的に取替工事を実施する。
これにともない、5月31日から7月19日までの毎週日曜日(全8日間)、東京駅19時20分発の東北・北海道新幹線「はやぶさ43号」の行先を新函館北斗駅から新青森駅に変更して運転するほか、新函館北斗駅21時57分発、新青森行の「はやて100号」は全区間運休となる。
貨物列車の運転計画も変更。期間中に名古屋貨物ターミナル発の一部列車が日曜日に部分運休、百済貨物ターミナル発の一部列車が土曜日に全区間運休するほか、発着時間の変更が行われる列車もある。