フジテレビのドキュメンタリー番組『連続ドキュメンタリー RIDE ON TIME』(毎週金曜24:55~ ※関東ローカル)では、きょう17日にSixTONES特集の最終回を放送する。
メンバー全員が10年以上のジャニーズJr.歴をもつSixTONESは、2015年に結成された6人組グループ。後輩たちのデビューを何度も見送ってきたが、22日についに悲願のCDデビューを果たす。X JAPANのYOSHIKIが作詞作曲を手掛けたデビュー曲「Imitation Rain」のMVが昨年末解禁されると、土砂降りの雨の中で歌う演出に、“SixTONES、ずぶ濡(ぬ)れ”と瞬く間に話題に。年末年始には多くのテレビ番組に出演し、世の注目を集めている。
昨年12月、年明けの全国ツアーの準備が始まっていた。デビューに向けますます多忙を極める彼らだが、森本慎太郎とジェシーは自らの原点となる場所へと赴く。グループ最年少の森本は幼なじみの家族が営むサーフショップへ。幼なじみのお母さんに「(デビューすると)雲の上の人になっちゃうかもしれないよね」と言われた森本は「ううん、帰ってくる場所があれば大丈夫」と変わることのない地元への思いを伝える。
また、仕事について悩みながらも「自分のやりたいことをやろう」と決断した場所だという海辺で、「仕事がゼロになったとき、何もない時間が怖かった。だからこそSixTONESでの仕事がすごく楽しかった。5人のためだったら1人でも闘います。みんなのことが好きだからこそ、闘いたいって思います」とメンバーへの熱い気持ちを告白する。
メーンボーカルのジェシーは、中学時代の音楽の先生と母校の音楽室で再会を果たす。そこは、ジェシーが「俺の音楽人生はここから始まったんだろうな」と語る場所。当時、ジェシーの歌声を評価した先生が「音楽系に行けばいいんじゃない?」と道を示してくれたという。
まさに、運命が開かれた教室で2人はギターをセッションし、先生のピアノの伴奏で懐かしい曲を歌う。自らの音楽の原点を再認識したジェシー。そして、恩師の「音楽を通して自分を確固たるものにしてほしい。絶対に飾らないで、あるがままの自分でいてね」という励ましの言葉を胸にしっかりと受け止める。
年が明け、デビューイヤーを迎え、いよいよ始まった全国ツアー。初日の横浜アリーナは異常なほどの熱気に包まれた。公演の終盤、6人が人知れず抱いていた胸の内を語った音声「何度も何度もデビューを逃してきてもうないだろうなって」「正直今も戸惑っているし毎日不安になるけど」、そんな言葉が流された後、彼らはデビュー曲「Imitation Rain」のフルバージョンを初めて観客の前で披露。とめどなくあふれる涙の中、歌いあげた。
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