俳優の長谷川博己が16日、東京・渋谷のNHKで行われた主演を務める大河ドラマ『麒麟がくる』(1月19日スタート、毎週日曜20:00~)の初回完成試写会に登場し、帰蝶(濃姫)役で出演予定だった女優の沢尻エリカ被告について言及した。
同作は、智将・明智光秀を主役とし、その謎めいた前半生に光を当てながら、彼の生涯を中心に戦国英傑たちの運命の行く末を描く物語。昨年11月に帰蝶(濃姫)役で出演予定だった沢尻エリカ被告が麻薬取締法違反の罪で逮捕され、川口春奈を代役に撮り直し。放送開始日を1月5日から2週間延期し、今週末いよいよ初回を迎える。
長谷川は冒頭、「本当にいろいろありまして、ようやくみなさんの前に作品をお届けできることができてひとまず安どしております」と笑顔を見せ、「これから大変なところもあると思いますが、それぞれの役割をきっちりと、スタッフ・キャスト含めてできるだけ最大限に発揮できるように一年間頑張っていきたいと思います」と気を引き締めた。
また、沢尻被告の逮捕を振り返って「あの時はちょうど朝から取材を受けていまして、全部取材が終わったときに、落合プロデューサーから『話をしよう』って。それで話を聞いたんですけど、そのときは真っ白になりましたし、何も言葉も出なくて、ショックは受けました」と当時の心境を明かした。
続けて、「みんながいろいろすごく心配してくださるんですけど、1週間くらい経ったら川口さんがすぐ決まって、すぐ切り替えて、普通に撮影している感じ」とコメント。「いろんな雑誌に『長谷川博己激怒』って書かれていましたけど、全然激怒も何もしていなくて」と激怒報道を笑いながら否定し、「彼女ももったいないことしたなとは思っています」と語った。