俳優の小泉孝太郎が、主演を務めるテレビ東京系新ドラマBiz『病院の治しかた~ドクター有原の挑戦~』(1月20日スタート 毎週月曜22:00〜 ※初回拡大SP 21:00〜)のモデルとなった長野県・相澤病院を訪問した。
同作は、スピードスケート選手・小平奈緒が今も所属する相澤病院が、かつて多額の借金を抱え倒産危機から奇跡の復活を遂げた“実話”をベースにした物語。2018年5月21日放送の『カンブリア宮殿』にて「小平奈緒の金メダルを支え続けた感動物語!知られざる相澤病院」と題して放送したところ、院長の常識を覆す大胆な改革ぶりが反響を呼び、ついに連続ドラマ化に至った。
この度、主演の小泉が実際にドラマの元になった同病院を初訪問。自ら演じる、病院を再生させた有原修平のモデルとなった理事長・最高経営責任者 相澤孝夫氏や相澤病院に所属するスピードスケートの小平奈緒選手とも初対面した。
小泉が相澤理事長に案内され見学したのは相澤病院再生の軸となった救命救急センター。24時間365日、軽症から重症まで全ての救急患者を受け入れ、救急医の診断後、必要に応じて各診療科の専門医と連携して治療にあたるという、当時の地方病院としては珍しい体制をとっていることで全国の医療関係者から注目を集めた。相澤理事長とともに、救命救急でスムーズに対応する様々な工夫を見学し、甲信越地方では初めて導入された先進がん治療施設の陽子線治療センターや病棟など、実際の医療現場も訪れ、そこで働くスタッフや相澤理事長の地域と医療への思いに触れ、ドラマ撮影に臨む意気込みを新たにした。さらに、角谷暁子アナウンサーがMCを務め、小泉、小平、相澤理事長の三者インタビューも実現した。
三者対談の一部
・小泉が相澤理事長を演じると聞いたときの感想
小平:相澤先生はとても実直な方でさわやかな雰囲気があるので、小泉さんが演じると聞いて「ぴったりだな」と思いました。小泉さんの白衣姿もしっくり来ていると思います。
相澤:私の病院がドラマ化されるとは夢にも思っていなかったですし、なんとなく恥ずかしいような、まぶしいような、その気持ちが強かったです。相澤病院がドラマになると周りに伝わっていくと、間違えて伝わり「相澤先生ドラマに出るんですか?」って言われたりしました(笑)。みなさんがそれだけ関心を持ってくれているというのは非常にうれしいです。
小泉:テレビ東京で平昌オリンピックのキャスターをしていたので、小平さんが金メダルをとった時、相澤病院=小平さんというイメージができていました。このドラマが相澤病院のお話で、僕が相澤理事長を演じるというとみんな「ああ、平昌オリンピックのね!」というように浸透しているので、今回相澤先生、小平さんとお会いできて不思議な気持ちになります。相澤先生の孝夫というお名前にもご縁を感じていました。
・小平から見た相澤病院は?
小平:相澤先生が情熱をもって大きい病院にしてきたというところですが、人が人を治しているというところが相澤病院のすごいところだと思います。
小泉:病院も初めておじゃましましたが空気がすごくいい。働く皆さんのコミュニケーションがとれていて、重くならない病院ってすごいなと思いました。絨毯や床の色みなども考えていらっしゃいますよね。
相澤:ピンクで柔らかいイメージにしました。ピンクが隠し色になっています。
・相澤病院を訪ね相澤理事長と会った感想
小泉:実在の方を演じるのはプレッシャー。時代劇とかなら自分で人物像を作れますが、実際にモデルとなった病院があり相澤理事長がいらっしゃるというのは一番のプレッシャーです。相澤先生がどういう方か資料なり本なりで「こういう熱い思いを持っていられた方なんだ」というのをポイントにしました。そして、きょうお会いできたのはとても大きいですね。病院のスタッフの看護師さんが「相澤先生は笑顔が印象的です」とおっしゃっていたのですが、今回苦しい場面や重い会議のシーンでも相澤先生はそういう時こそ笑う人なのかと思って、なるべく最後は笑顔にするように演じてみたんです。それは正解でした。相澤先生に少しでも近づけたかなと思いました。