在宅医療マッサージは1月16日、マッサージ店に勤務している人を対象とした「マッサージの仕事の現状」に関する調査結果を発表した。調査期間は2019年12月24~26日、有効回答は1,114人。
3割超が「職場に満足していない」
現在の職場に満足しているか尋ねると、計30.6%が「満足していない(あまり+全く)」と回答。不満に感じる内容は、「休日が少ない・自由に休みが取れない」(46.4%)と「給与が低い」(44.8%)が半数近くを占め、次いで「残業が多い」(28.6%)、「スキルアップが望めない」(17.9%)、「雑務が多い」(12.8%)となった。
スキルアップのために「資格を取得したい」と考えている人は50.6%で、回答者からは「資格があった方が今後転職する際などに有利」(20代女性)、「給料がアップするから」(30代女性)などの声が寄せられた。また、「既に資格を持っている」人は31.7%だった。
将来独立するとしたらどのような不安があるか聞くと、「収入面」が34.4%、「資金面」が34.1%で、この2つがほぼ同率。以下、「経営面」が15.3%、「技術面」が4.4%と続いたほか、「独立は考えていない」という人も11.6%いた。具体的な不安としては、「人が自分自身についてきてくれるか分からない」(20代女性)、「安定した売り上げをキープできるか、経営スキルがないので心配」(40代男性)といった内容がみられた。
マッサージの仕事の魅力を質問すると、「お客様が喜んでくれる」が最も多く41.9%。次いで「人の役に立てる」が29.0%、「一生もののスキルが身に付く」が22.3%、「コミュニケーションの輪が広がる」が5.8%と続いた。