不動産・住宅情報サイト「SUUMO(スーモ)」(リクルート住まいカンパニー運営)は1月15日、「住まいや暮らしに関する調査」の結果を発表した。

冬の暮らしで困ること、1位「光熱費があがる」

  • 冬の暮らし、家の中で困ること

冬の暮らしで家の中で困ることは何か質問すると、全体では「光熱費があがる」が最も多く45.8%。次いで「結露」が41.5%、「洗濯物が乾かない」が25.6%、「トイレや洗面、風呂が寒い」が23.9%、「暖房で室内が乾燥する」が15.3%、「使用頻度が低い部屋が寒い」が13.1%となった。

エリア別にみると、寒さの厳しい北海道では「光熱費があがる」が69%に上り、全体を大幅に上回った。一方、同様に寒いイメージのある北陸3県(富山県、石川県、福井県)では「洗濯物が乾かない」が全体より10ポイント以上高かったほか、石川県では「結露」が57.5%を占め、同調査では「年間を通して湿度の高い気候の影響がうかがえる」と分析している。

寒いエリア(北海道、宮城県、富山県、石川県、福井県)に住む人に、寒さ対策で取り入れている・考慮した間取りや設備を聞くと、「気密・断熱性の高い窓」が33.2%で最多。以下、「機密・断熱性の高い資材」が32.9%、「浴室暖房乾燥機」が20.9%、「床暖房」が15.1%、「暖房効率を下げない換気」が11.9%、「全館空調・セントラルヒーティング」が5.3%と続いた。

地域別にみると、北海道は「床暖房」(20.5%)や「全館空調・セントラルヒーティング」(14.5%)を取り入れている割合が高かった。また全館空調に加え、窓に樹脂サッシや複層ガラスを導入する家も増えており、「家全体で温度ムラがなく、どの部屋でも20度前後という空間を実現している家も多い」という。

調査期間は2019年7月11~16日。調査対象は東京都、大阪府、愛知県、北海道、宮城県、広島県、福岡県、富山県、石川県、福井県、熊本県、鹿児島県に居住し、現在の住まいが持ち家マンションまたは一戸建ての20~69歳の個人で、有効回答は2,400人。