2019年の半導体メーカー売上高ランキングで、Intelがトップの座を取り戻した。メモリ価格下落の影響が直撃したSamsungは2位に後退している。東芝メモリから社名変更したキオクシアは9位だった。米調査会社Gartnerが現地時間1月14日付けで発表した。

Intelの2019年の半導体売上高は657億9,300万ドルで、前年比では0.7%減の微減。Intelは主力とするCPUが比較的堅調だったが、Samsungは主力とするメモリの市場低迷が長引いていることが大きく影響し、前年比29.1%減の522億1,400万ドルまで売り上げを落とした。Samsungの半導体売上のうちメモリは82%を占めるが、これが2019年に前年比で34%も減少していた。

  • 2019年の世界半導体売上ランキング

    2019年の世界半導体売上ランキング ※出典:Gartner

世界全体の半導体売上高は前年比11.9%減の4183億ドルだった。2019年のメモリ市場では供給過剰と価格下落が続いてしまったことで、Samsung以外にも3位のSK hynixが前年比38%減、4位のMicronが前年比32.6%減と、メモリを主に手掛けるメーカーが軒並み苦戦した。