コーディアリティケアは1月15日、現役介護職員を対象とした「介護のお仕事」に関する調査結果を発表した。調査期間は2019年12月10~12日、有効回答は1,020人。
半数弱が「正当に評価されていない」
現職への不満はあるか尋ねたところ、82.6%が「はい」と回答し、大多数の介護職員が不満を持ちながら働いていることがわかった。具体的には、「正当に評価されていない」が45.7%と最も多く、次いで「人員不足」が43.3%、「休みが取れない」が25.2%、「経験を活かして仕事ができない」が24.2%、「施設長と馬が合わない」が20.4%となった。
職員がより働きやすくなるために施設が取り組むべきと思うことを聞くと、「給与の引き上げ」が67.1%でトップ。以下、「休日の取りやすさ」が52.9%、「労働時間の短縮」が36.1%、「キャリアアップ支援」が15.2%と続いた。
転職の経験が」ある」と答えた割合は約5人に4人にあたる80.6%。転職先の応募経路については、「直接応募」が56.6%と過半数を占め、次いで「紹介会社」が32.4%、「転職イベントへ参加」が20.1%、「知り合いの紹介」が16.0%となった。
前職の介護職を辞めた理由を質問すると、最も多かったのは「昇給・昇格が見込めない」で35.4%。続いて「施設の雰囲気が苦手だった」が31.1%、「自分が望む仕事に就けない」が27.6%、「人手不足に対して何も改善されなかった」が24.6%となった。
転職する際に重視するポイントは、「給与」が52.1%で最多。以下、「職員の方々の人柄や雰囲気」が38.1%、「価値観が合うか」が36.0%、「面接時の雰囲気や採用担当者の人柄」が26.5%、「希望休の取りやすさ(年間休日数)」が25.4%と続いた。