俳優の向井理が、きょう14日にスタートするカンテレ・フジテレビ系ドラマ『10の秘密』(毎週火曜21:00~ ※初回20分拡大)の見どころを語った。

  • 『10の秘密』主演の向井理=カンテレ提供

向井が演じる主人公・白河圭太の愛する娘が何者かに誘拐されることに端を発し、圭太と関わるさまざまな登場人物たちの秘密が絡み合いながら、次々に事件が巻き起こるというサスペンスの同作。

向井は、今回演じる圭太について、「娘のことを第一に考えるどこにでもいる普通の父親。すごく真っすぐな性格で真面目。もう少し上手く立ち回ったらいいのに、と感じる部分もあります(笑)」と話す。男手ひとつで育ててきた娘・瞳(山田杏奈)が誘拐されることから始まる展開の中で、「本当に動き回っている役柄。走ったり、叫んだり、怒鳴ったり、物を蹴ったりだとか、わりと1話・2話で、本能的に追い詰められる」と予告した。

プロデューサーとの打ち合わせの中でも話に出たのは“必死さ”を伝えること。向井自身、「(誘拐という)出来事が出来事なだけに、誘拐された娘を救うために家族が何をするのか、という本能的なところで動いている」と圭太を演じるうえでのこだわりがあるそう。

これまでのドラマ撮影では、前後のシーンのつながりや関係性を考えて芝居に挑んできたというが、今回の作品は、“意図的に何も考えない”で挑んでいるという。誘拐にはじまり、いろいろな秘密に翻ろうされる役、芝居の段取りを決めてしまい、気付かぬうちに先を読んだ芝居になってしまうこと防ぐためだ。

「一見簡単で、楽だと思われるかもしれませんが、僕はそういうタイプではないので、すごく不安なんです(笑)。でも、不安な状況をあえて作るようにしています」と、初めての挑戦に意欲を燃やしていた。

そして、今作について、「すごく上質なサスペンスだというところと、王道のトリックももちろんありますけど『そうきたんだな』といういい意味での裏切りもいっぱいあります」と見どころをコメント。また、「秘密が多いドラマなので、1時間の楽しみだけではなく、放送中に出た“宿題”を次の週の火曜日(放送日)までに考えていただくような作品にできればと思います」と呼びかけている。