陸上男子短距離走のケンブリッジ飛鳥選手が1月13日、久光製薬エアーサロンパスの「まだ、いける。キャンペーン」のイベントとして都内で開催されたランニングスクールに参加した。このイベントには抽選で選ばれた親子34人が参加し、リオデジャネイロ五輪のメダリストであるケンブリッジ飛鳥選手からランニングのレクチャーを受けた。
参加者全員でストレッチを行った後、ウォームアップとして「鬼ごっこ」が行われ、ケンブリッジ飛鳥選手が鬼になり、逃げる参加者を次々に捕まえた。
続いてコーチングセッションが行われ、参加者はケンブリッジ選手からスキップやジャンプなど速く走るための姿勢や足の運びなどのレクチャーを受けた。
最後は参加者が世代別に50メートルトライアルを行い、40~50代のグループとケンブリッジ選手が対決。みごと5秒91のタイムで圧勝し、参加者を驚かせた。
ランニングスクール終了後にはトークショーが開催。今回のスクールについて聞かれると「参加者が積極的にやってくれて、楽しかった」と感想を述べた。また、ケンブリッジ選手のトレーニング方法や食生活に関する質問が飛ぶと、「トレーニングは週に2日で、基本的には走っているけど、ウェイトトレーニングなどその他のトレーニングも行っている。食生活はバランスよく、最近はオートミールを食べていて調子がいい。ドリンクは基本、水かお茶」と回答した。
今の状況について問われると「けがもなくトレーニングを積めているので、けがをしないようにシーズンに向けてやっていきたいと思う。気持ちの部分では前向きになっている」。国内のレベルが上がっていることについては「代表になるのも大変だけど、その分やりがいはある。レベルの高い中で勝ち上がりオリンピックに出られれば、自信を持って本番に挑めるかなと思う」と答えた。
今年開催される東京五輪については「今年は地元でオリンピックという大事な年なので、しっかり結果を残したい。リオの翌年は自己ベストを出せてよかったけど、残り2年はけがもあって思い通りの結果が出せなかった。『今年こそは』という気持ちは強い」と決意をにじませた。
リオデジャネイロ五輪からの心境の変化について問われると「試合に挑むときの気持ちが変わった。4年前はどちらかというとチャレンジャーで勝ちたい気持ちが強かったけど、今は負けたくない気持ちが強い」ときっぱり。東京五輪の目標については「個人とリレーでいい結果を残したい。リレーでは、金メダルを目指していきたい」と意気込みを見せた。