映画『ヲタクに恋は難しい』(2月7日公開)完成披露舞台挨拶-聖地プレミア-が13日に東京・TFTホールで行われ、高畑充希、山崎賢人、菜々緒、斎藤工、賀来賢人、若月佑美、ムロツヨシ、佐藤二朗、福田雄一監督が登場した。
同作は、イラスト投稿サイト「pixiv」で2014年から連載された、漫画家・ふじたによるWEB漫画を実写化。累計発行部数は700万部を突破(既刊6巻/電子書籍含む)、2018年4月にはアニメ化もされた。周囲にヲタクであることがバレることを恐れる“隠れ腐女子”の桃瀬成海(高畑)と、成海の幼馴染で同僚、“重度なゲームヲタク”の二藤宏嵩(山崎)のピュアなラブストーリーを描く。
集まったファンから山崎への歓声の多さや、同じ”賢人”でも歓声が「2人くらいいた」と福田監督からいじられていた賀来などが話題になっていたが、ムロが「ムロツヨシ……」と名前を言うとそれだけで場内は大歓声に。これには他のキャスト陣も驚き、ムロは「なんか病気にかかったんですか!? キャーがないと思って、ない時用のコメントを用意してたものですから」と目を見開きながら、「なんかちょっと病気なんでしょうけど、みなさん」と苦笑する。その後、佐藤にも歓声があがっていたものの、佐藤は「キャー! ではないんだよね。ワ〜! なんだ」と声の質の違いを気にしていた。
またイベントでは、ムロの歌唱シーンも話題に。「僕は全力で歌って音もあってると思うんだけど……」というムロに、佐藤は「『わざと下手に歌ったの?』と聞いたら、『全力で歌った』と言うからおかしいなと。僕には正直へたくそに聞こえましたけど」と指摘。菜々緒は「私は……おふざけになったのかなと思いました」と崩れ落ちてしまい、山崎は「そういうやつ(ジャンル)なんだなと」と感想を述べる。
同シーンについてムロは「賢人くんと同じシーンなんだけど、歌に対する賢人くんのお芝居では、新しい山崎賢人が見れます。そこだけ見たら山崎賢人かわからないかもしれない。これはすごい顔だ」と紹介。「まじか」という気持ちを表したという山崎は、監督の指示ではなく自分から「やりたい」と言い出したそうで、「あの歌を聴いたら、ああしたくなりました。ああするしかない」と作品への期待を煽った。
イベントの最後は、全員がはけたあと一人で残るムロの独壇場に。帰るふりをしながら何回もステージに戻ってくるムロに、MCがあわてて退場を促していた。