お笑いコンビ・極楽とんぼの加藤浩次が13日、日本テレビ系情報番組『スッキリ』(毎週月~金8:00~10:25)で、芸能活動を再開するお笑いコンビ・ロンドンブーツ1号2号の田村亮に激励の言葉を送った。

加藤浩次

加藤浩次

吉本興業所属の芸人らによる反社会的勢力との闇営業問題を受け、会合に参加していた亮は昨年7月、雨上がり決死隊・宮迫博之と共に開いた会見で謝罪。活動を自粛する中、相方の淳は「田村亮と吉本興業を繋ぐ為」として新会社「LONDONBOOTS」を設立し、復帰の準備を進めていた。吉本興業は今月10日、「本日を以て、株式会社LONDONBOOTSの所属タレントとして芸能活動を再開していくこととなりました」と発表。亮は今後、吉本興業と専属エージェント契約を締結して復帰する。

これを受け加藤は、「ちょっと厳しいことを言うようだけど」と前置きし、「復帰をゴールにしちゃ絶対にダメだよね。亮はこれから本当に今まで以上、謹慎前にやっていた仕事以上、もっと頑張んないとダメ」と指摘。「そうじゃないと、ここまで迷惑掛けた人が納得しないと思う。謹慎前の亮からもっと変わって、もっと面白く、もっと頑張れるんだというのを見せないと、『待ってくれているスタッフいるがいる』と淳は言ってたけど、今まで通りだと納得いかないと思うよ。これまで以上に亮がやるという決意をもって本当に頑張らないとダメだと思います」と真意を説明した。

加藤も相方・山本圭壱の不祥事と芸能界復帰を支えてきた経験がある。「淳と亮も分かっていると思うんですけど、テレビに出る場合はスポンサーというものがあって、スポンサーさんがいてくれて僕らは仕事できている部分がある。そこが納得しないと。さらに世間の皆さんがどう思っているのか。ちょっとでも嫌だと思う人がいたら、それはダメだということになってしまう」と神妙な面持ちで語り、「そこをどうクリアしていくのか。これからトークライブをやっていく上で、1個1個また積み上げていくのは大変なこと」と今後の課題にも言及した。

一方で、「謹慎の間もいろんな介護施設に行っていろいろ裏ではやってるんですよね。そういう話も僕は聞いてます」と謹慎中の行動にも触れ、「正月もちょっと会ったんですけど、ぎっくり腰で全然座れない状態だったんですよね。せっかくこういう形になったんだから、早くぎっくり腰治さないと! なんでぎっくり腰になってんだよ」と笑いを誘う加藤。

「こうやって2人でやるということなんで、でもこれからも大変なので、淳と共に亮も頑張って」と優しい言葉を掛け、「できることから僕も応援したいと思っています」と締めくくっていた。