レボは1月9日、「人事担当者が求める人材」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査日は2019年12月13日、調査対象は従業員規模50名以上の企業に勤める人事担当者で、有効回答は1,104人。
中途採用者に求めるスキル、1位「IT関連」
中途採用の際に求職者に求めるスキルを尋ねたところ、1位「IT関連」(33.4%)、2位「マーケティング関連」(31.6%)、3位「財務関連」(27.0%)との結果に。同調査では、「業務のIT化は今後より一層進む可能性が高く、IT関連のスキルを持っている人材は戦力になるため、納得の結果」と分析している。
続いて管理職候補を採用する際に求めるスキルを聞くと、1位「マーケティング関連」(35.1%)、2位「財務関連 」(32.1%)、3位「IT関連」(28.3%)となった。
採用する際に資格保有者を優先させるかとの問いには、7割近い69.1%が「はい」と回答し、資格を持っている人の方が就活時に有利であることが判明。一方、人事担当者が残念だった採用エピソードとして、「資格取得しているだけで業務に活かせない人」(50代男性)、「資格は持っていたが、実践スキルとは程遠かった」などが寄せられており、即戦力として活躍が期待できる資格が求められていることが浮き彫りになった。
コミュニケーションスキルの優先度を調べると、「優先度は高い」が61.6%、「最優先」が23.3%となり、「優先度は低い」は8.2%にとどまった。
優先的に採用したいと思う人材を質問すると、「ロジカルな思考ができる人材」が30.4%でトップ。次いで「分析に基づいた提案ができる人材」が30.1%、「幅広い知識を持った人材」が26.2%、「専門知識に長けた人材」が11.5%と続いた。