俳優の唐沢寿明が、きょう10日放送のテレビ東京系ドラマスペシャル『ハラスメントゲーム 秋津vsカトクの女』(21:00~22:48)の取材に応じた。
同作はスーパー業界大手老舗会社「マルオーホールディングス」の“コンプライアンス室”の室長・秋津渉(唐沢寿明)が「パワハラ」「セクハラ」「マタハラ」などの事件に真っ向から挑み、持ち込まれる難問・奇問を独自の手法と視点で解決していく。2018年10月クールに連続ドラマとして放送された。
今回のSPでは、女優の仲間由紀恵が過重労働撲滅特別対策班(通称・カトク)の鮫島冴子で出演、秋津と対峙することになる。涸沢は「仲間さんが入ってきたので、雰囲気は違いますよ」と撮影を振り返り、「『功名が辻』でちらっとあいさつぐらいはしていたんだけど、すごく良い人。演技も、もちろん任せて安心な人だし、すごく助かりました。パワーアップ感はあったと思います」と自信を見せる。
「働き方改革」がテーマにもなったが、撮影中のNHK 連続テレビ小説『エール』(3月30日スタート)について、涸沢は「朝ドラはきっちりしてますよ。土日休みだし、夜の9時に終わるから。ギャラさえ良ければ一生やってたいよね」とぶっちゃけトークで周囲を笑わせる。さらに2019年を振り返ると「ちょっときつかったね。『ボイス(ボイス 110緊急指令室)』が終わってからが1番キツかったな。テレ東地獄があって、朝ドラもやってたから、来年はそろそろ事務所に働き方改革を言いたいけど」と苦笑。
「この年になって、事務所で1番俺が働いてるんだよね。後輩がボケボケしてるから」と発破をかけ、「おれだって、あと4年したら"ちゃんちゃんこ"なんだから。レザーのちゃんちゃんこ着て、ちゃんちゃんこ刑事とか」とボケつつ、「オファーが来るだけありがたい、やれるうちは。アクションも今くらいがちょうどいい。60歳になってもやってておかしくないし、リーアム・ニーソンだって、まだやってるじゃない」と意欲を見せる。「年齢的にも今、演技のことを冷静に考えられたりとか、演技につないでものを考えられるようになってきたから、意外と1番楽しい時期かもしれないですよね」と語った。
仲間とのやりとりについては『いろんなシーンがあるから。さすがの秋津がちょっと目がハートになる瞬間があったり、厳しいやりとりもあったり、奥さんに電話で怒られるという。ただ内容は結構シビアな内容ですけどね。見てれば、読めない展開は楽しめると思いますよ」と期待を煽る。撮影現場でも「仲間さんとか、やっぱり髪をかきあげたりするのときがあるんですよ。ふわってかきあげて、『仲間由紀恵です!』みたいな感じがある。一つのものを作り上げてる人なんだよね、個性がある。一つの個性を作り上げてる人ってなかなかいないからね」と称賛していた。