NECプラットフォームズは1月9日、Wi-Fi 6に準拠した無線LANルータのプレミアムモデル「Aterm WX6000HP」および「Aterm WX3000HP」を発表した。

価格はいずれもオープン。Aterm WX6000HPは1月23日に発売し、店頭予想価格は税別40,000円前後。Aterm WX3000HPは2019年5月中旬の発売で、価格は税別20,000円前後。

  • Aterm WX6000HP

Aterm WX6000HP

最新の無線LAN規格、Wi-Fi 6(IEEE802.11ax)規格に準拠した、家庭向け無線LANルータ。8×8(5GHz帯) / 4×4(2.4GHz帯)ストリームの計12ストリームに対応し、通信速度は5GHz帯で最大4,804mbps、2.4GHz帯で最大1,147Mbps(いずれも規格値)。実効スループットは4,040Mbpsを実現したといい、業界最速をうたう。

Wi-Fi 6ルータはアンテナが外付けのものが多いが、Aterm WX6000HPでは本体内部に収められており、サイズはやや大型だが長方形のすっきりとしたシルエットになっている。アンテナは電波を飛ばす効率をアップさせた独自の「ワイドレンジアンテナ」を採用。2.2GHzの4コアCPUも内蔵し、5GHz帯と2.4GHz帯を同時に利用した際も高速処理が行えるとする。

技術面ではOFDMAやMU-MIMOなどに対応し、複数の接続デバイスをより少ない遅延で、安定的につなぐことができる。また、電波の混雑を避け、自動的に接続チャネルや周波数帯を切り替える「オートチャネルセレクト」や「バンドステアリング」機能、通信の優先順位(高 / 中 / 低)を端末ごとに指定できる「QoS」機能なども備える。

最新のインターネット接続方式「IPv6 IPoE」および「IPv4 over IPv6」にも対応。独自のIPv6 High Speed技術により、同技術をオフにした場合と比べて通信を高速化させることが可能だという。

WAN側の有線インタフェースは、10Gbps(10ギガビット)、LAN側の有線インタフェースは1Gbpsに対応。LANポートの1つとWANポートを切り替えられる機能を備え、切り替えた場合はLANポート側(のうち1基)が10Gbps対応に、WANポート側が1Gbps対応となる。WAN側の通信は1Gbpsでよいが、LAN側の通信に10Gbpsを必要とするケースを想定する。

ポート数はWAN側が1基、LAN側が4基。セキュリティはWPA3、WPA2-PSK / AES、WPA、MACアドレスフィルタリング、ネットワーク分離機能など。最大接続台数は36台。本体サイズはW51.5×D215×H111mm、重さが900g。

Aterm WX3000HP

Aterm WX3000HPも同じくWi-Fi 6に準拠した無線LANルータだが、こちらは5GHz帯で2,402Mbps(アンテナは2×2)、2.4GHz帯で574Mbps(アンテナは2×2)の通信速度(規格値)となる。

OFDMAやMUーMIMOに対応するなど、基本機能はWX6000HPとほぼ同等だが、QoSとWAN / LAN切り替え機能は非搭載。また、CPUは2コアとなる。一方、WX6000HPでは搭載しない「子機/中継器モード」や前のルータから設定を引き継げる「Wi-Fi設定引っ越し」が利用できる。

ポート数はWAN側が1基、LAN側が4基で、いずれも1Gbpsに対応。本体サイズや重さは後日公開。

発売記念キャンペーン

発表を記念し、公式Twitterアカウントと連携したキャンペーンも展開する。@Aterm_NECをフォローし、キャンペーンツイートを選択、ツイートすることで、抽選で10名にAterm WX6000HPがプレゼントされる。締切は2月9日12時頃で、詳細はキャンペーンページに詳しい。