Insta360 Japanは1月7日、カメラ部が自由に取り外しできるモジュール式のアクションカム「Insta360 ONE R」を発表しました。1インチの大型センサーや360度カメラを搭載したカメラモジュールを用意し、シーンに合わせて付け替えることでさまざまな撮影に対応できます。本体は防水仕様で、防水ケースに入れることなく最大5mまでの水中撮影に対応します。

  • カメラ部を自由に交換して撮影できるモジュール式のアクションカム「Insta360 ONE R」が登場。本体のみで防水仕様となっているのも注目できる

Insta360 ONE Rの特徴や機能をまとめた動画。さまざまな機能を備えていることが分かる

価格は、360度モジュールと4K広角モジュールが付属する「ツイン版」が税込み59,400円、1インチ広角モジュールが付属する「1インチ版」が税込み68,200円、4K広角モジュールが付属する「4K版」が税込み39,600円。発売日はいずれも未定。カメラモジュールの単体販売の予定はいまのところ未定ですが、新しいモジュールの追加と合わせて検討していくそうです。

  • このようにカメラモジュールや本体部、バッテリーが手で分離でき、自由な組み合わせで使える

  • カメラモジュール。接続部分の端子が見える

  • タッチパネル液晶やmicroSDカードスロットなどを搭載する本体部

  • 底面はバッテリー。大容量タイプもオプションで用意する

360度モジュールは、2つのレンズを搭載して360度の写真や動画が撮影できるモジュール。自撮り棒を装着して撮影した場合でも、自撮り棒が見えなくなる処理が適用されます。マトリックスのようなバレットタイムの撮影にも対応。レンズの明るさはF2.0で、35mm判換算の焦点距離は7.2mm相当。

  • 前後に2つのレンズを搭載する360度モジュールを装着したところ

4K広角モジュールは、もっともオーソドックスなモジュール。4K/60fpsの動画撮影に対応するほか、カメラを表裏ひっくり返しての自撮りにも対応します。レンズの明るさはF2.8で、35mm判換算の焦点距離は16.4mm相当。

  • オーソドックスな4K広角モジュールを装着したところ。レンズと画面を同じ向きにもできる

1インチ広角モジュールは、ライカと共同開発した高画質モジュール。1インチセンサーを搭載しており、5.3K画質の動画や19メガピクセルの写真撮影が可能。レンズの明るさはF3.2で、35mm判換算の焦点距離は14.4mm相当。

  • ライカと共同開発した1インチ広角モジュール。アクションカムとしては大型の1インチセンサーを搭載する。ライカの文字がまぶしい

  • モジュールの背面がちょっと盛り上がっているのが分かる

  • 1インチ広角モジュールは大型センサーを搭載していることもあり、奥行きがこれぐらい長くなる

  • ライカと共同開発したことを大々的にうたっている

本体にはタッチパネル液晶を搭載しており、ライブビューを見ながら撮影できます。側面にUSB Type-C端子を装備。本体を付属のフレームに収納すると、GoProでおなじみのマウントが装着できます。

  • 専用のフレームが標準で付属する

  • GoPro用の各種マウンターに装着できる

動画撮影時は電子式の強力な手ぶれ補正機能が働くほか、AI技術を用いた自動被写体追尾機能や自動編集機能、人物が滑るように移動するストップモーション動画撮影機能など、充実した機能を備えています。