Lenovoは1月3日(米国時間)、プロフェッショナルに限らず、幅広い「クリエイター」に向けたPCとディスプレイの新シリーズを発表した。北米では発売されない製品も一部あり、発表の時点では日本での発売も未定。
Yoga Creator 7
Lenovo Yoga Creator 7は15型ノートPCで、北米には投入されない。ナローベゼル仕様の液晶ディスプレイは、ΔE<2という精度の高い色再現性を備える。IPS方式で解像度はフルHD(1,920×1,080ドット)、色域はsRGB 100%だ。
CPUは第10世代Intel Core i7、メモリは最大16GB、ストレージは最大1TB SSD、グラフィックスはディスクリートGPUの「Latest(最新の)NVIDIA GeForce GTX」とされている。OSはWindows 10 Home。
インタフェース類は、Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)の無線LAN、USB 3.1 Gen2×2、USB Type-C×1(USB 4.0、DisplayPort 1.4b、USB PD 3.0)、HDMI出力、オーディオ端子、SDカードスロットなど。バッテリー駆動時間は約13時間。本体サイズはW355×D230×H17.9mm、重さは1.8kgから。
IdeaPad Creator 5
メインストリームに位置付けられるIdeaPad Creator 5は、IPS方式の15型フルHD(1,920×1,080ドット)液晶を備えるノートPC。色域はAdobe RGB 100%で、こちらもΔE<2という高い色再現性を持つ。北米では発売されないモデルだ。
CPUなどのコアスペックは上記のYoga Creator 7にほぼ準ずる。インタフェース類は、有線LAN、IEEE802.11ac準拠のWi-Fi(無線LAN)、Bluetooth 5.0、USB 3.1 Gen1×2、USB 3.1 Gen1 Type-C、HDMI、ヘッドホン出力・マイク入力コンボ端子など。本体サイズはW359×D249.6×H25mm、重さは2.2kgから、バッテリー駆動時間は最大約8時間。
IdeaCentre Creator 5
デスクトップPCのIdeaCentre Creator 5は、米国で2020年3月の発売、価格は1,099.99ドルからとなっている。
CPUは、最新のIntel Core i9まで搭載可能。メモリは最大32GB、ストレージは最大1TBのSSDと最大2TBのHDDだ。グラフィックスは「Latest(最新の)NVIDIA GeForce RTX」となっている。通信機能としてGigabit Ethernetのほか、IEEE802.11ac準拠のWi-Fi(無線LAN)とBluetooth 4.0に対応。
インタフェース類は、USB 3.1 Gen1×2、USB 3.1 Gen1 Type-C、USB 2.0×4、SDカードスロット、HDMI出力、D-Sub出力など。
Qreator 27 Monitor
Qreator 27 Monitorは、27型IPSで4K解像度(3,840×2,160ドット)の液晶ディスプレイ。画面は非光沢(ノングレア)。画面を振動させてスピーカーとするLGの「Crystal Sound Display技術」を採用している。色域はDCI-P3 98%で、Displayhdr 400をサポート。輝度は400nit、応答速度は4ms、AMD FreeSyncに対応する。
映像入力インタフェースは、DisplayPort 1.2、HDMI 2.0、USB Type-Cで、そのほかUSB 3.0 Type-A×2のUSBハブを備える。電源はUSB PDに対応し、同じくUSB PDに対応した外部機器(ノートPC)などへ最大80Wの給電が可能だ。
スタンド上面にはQiワイヤレス充電機能を設けている。ディスプレイ本体はVESA 100mmマウントに対応。米国では2020年3月の発売となり、価格は899.99ドルから。
Q27h Monitor
Q27h Monitorは、27型IPSでWQHD(2,560×1,440ドット)、非光沢の液晶ディスプレイ。米国では2020年4月の発売となり、価格は349.99ドルから。
おもな仕様は、輝度が350nit、コントラスト比が1,000:1(ダイナミックコントラストは3,000,000:1)、応答速度が4ms、リフレッシュレートが75Hz、色域がsRGB 99%など。AMD FreeSyncに対応する。
映像入力インタフェースは、DisplayPort 1.2、HDMI 1.4、USB Type-C。USB 3.0 Type-A×2のUSBハブもある(うち1ポートはバッテリーチャージ対応)。