JR西日本はIRいしかわ鉄道、あいの風とやま鉄道、えちごトキめき鉄道との乗継割引を2020年3月31日限りで廃止する。JR東日本もえちごトキめき鉄道との乗継割引を同日限りで廃止すると発表した。
えちごトキめき鉄道、IRいしかわ鉄道、あいの風とやま鉄道は2015年3月14日の北陸新幹線金沢開業にともない、JRから経営分離された並行在来線を引き継いだ第3セクター鉄道。これら3社の路線へJR線をまたがって乗車した場合、運賃が大幅に変動する区間に関して、激変緩和を目的に5年間を限度に各社間で乗継割引を設定していた。
JR西日本・JR東日本の発表によれば、経営分離から5年が経過するため、2020年4月1日以降は所定の運賃に戻すとのこと。乗継割引の廃止により、JR線からこれら3社の路線へ乗り継ぐ際の運賃は、路線や区間により10~80円の値上げとなる。