毎年「初詣に行く」のが恒例行事という人も大勢いることだろう。でも、どうせ行くなら"仕事運を上げたい"というビジネスマンも多いのは? そんな人たちにおすすめしたい東京のおすすめ神社をご紹介しよう。
仕事運にご利益がある"東京の神社5選"
・日枝神社(赤坂)
大山咋神(おおやまくいのかみ)を祭神として祀る神社。"大山の主"として、山と水を司り、大地を支配し、万物の成長発展・産業万般の生成化育を守護する神として崇められたことから、仕事・出世運のご利益が得られると有名。永田町に近い土地柄もあり、政界からも参拝に訪れる人も多い。
・愛宕神社(神谷町)
1603年、江戸に幕府を設ける徳川家康の命により防火の神様として祀られたのが建立の由来。境内には、曲垣平九郎の故事にちなんで命名された「出世の石段」があり、この石段を登れば仕事・出世運、商売繁盛のご利益が得られると有名で、年間通して多くのビジネスマンの姿が見られる。
・代々木八幡宮
「参拝すると仕事が増える」という噂で芸能人も大勢訪れるのが、境内に出世稲荷神社を有する代々木八幡宮。主祭神は武運の神「応神天皇」で、厄除開運や産業・文化の発展と守護のご利益が得られる。富士塚や縄文時代の竪穴式住居を復元したものなど、境内には見どころも豊富。
・穴八幡宮(早稲田)
フリーランスの仕事をしている人たちの間で「参拝すると仕事が急増する」と噂されているスポットがこちら。金運アップのご利益が得られると有名であり、特に冬至の日から節分までの約2カ月の期間限定で授かれるお守りは金運アップ・商売繁盛のご利益が得られると、毎シーズンに行列もできる。
・亀戸天神社(亀戸)
言わずと知れた学問の神様「菅原道真公」を祀る神社とあって、仕事運や学業運アップのご利益が得られることで知られている。道真公はその才を生かしてみるみる出世を果たした人物としても有名なことから、立身出世のご利益を求めて参拝に訪れるビジネスマンたちが後を絶たない。
正しい参拝の作法も覚えて行こう
初詣に限らず、神社の参拝には手順が決まっている。たまに、そそくさと社殿まで行って、そそくさと手を合わせて帰っていく参拝客を見かけるが、これは目上の人のお宅に「お邪魔します」も言わずに土足でズカズカと入っていくようなもの。そんなマナーの悪いビジネスマンは出世できるわけがないのと同じように、初詣でも仕事運のご利益は授かることができないはず。以下の手順を守るようにしよう。
1.一礼し、鳥居をくぐる
そそくさと鳥居をくぐるのではなく、入る前の一礼を忘れずに。
2.参道の脇を歩く
参道の真ん中は神様が通る道。参拝者は参道の脇を歩こう。
3.手水舎で身を清める
参拝前に身を清めるのがマナー。これにも手順があるので注意しよう。
一.右手で柄杓をとって水を汲み、左手に水をかけて清める。
二.左手に柄杓を持ち替えて、右手に水をかけて清める。
三.再度、右手に柄杓を持ち替えて、左手の平に水を溜め、その水で口をすすいで清める。
四.口を清めたら再度、左手に水をかけて清める。
五.使った柄杓を立てて、持ち手の部分に水が伝わるようにして清め、元に位置に置く。
4.二礼二拍手一礼で参拝をする
拝殿で神前に向かったら賽銭を入れ、「二礼二拍手一礼」で参拝を。手順は以下。
一.2回、深くお辞儀(礼)をする。
二.手のひらを合わせて、2回拍手をする。
三.もう一度、深くお辞儀をする。
5.お守りやおみくじへ
お守りやおみくじは、参拝後がルール。参拝前に行くのは行儀が悪いので注意。
6.鳥居を出て一礼して帰る
帰りも鳥居を出たら、社殿に向かって一礼するのを忘れないように。
初詣で新年がいい年になるように願おう!
そもそも初詣は、新年を迎えてから初めて寺社仏閣に参拝する行事のこと。その目的は、旧年への感謝の想いを捧げ、また新年がいい年になるように願掛けをするためとされている。新年も健やかに仕事を頑張りたい人は、旧年との区切りの意味も含めて、初詣に訪れてみるといいだろう。