JR西日本は大阪環状線鶴橋駅中2階コンコースで2019年8月から実施しているプロジェクションマッピングを活用した駅空間演出の実証実験に関して、塚本学院大阪芸術大学と連携し、さらなる魅力的なサービス提供に向けた実現可能性の検証を開始した。

  • 学生が制作したショートムービーの一部(ネオンをイメージした映像でなんばの夜景を表現)

  • 学生が制作したショートムービーの一部(深夜の大阪の映像と女性のイラストを合成して、普段には感じられない大阪の一面を表現)

実証実験は2023年春に開業予定のうめきた(大阪)地下駅におけるサービス提供の実現に向けた可能性を検討するために実施。「大阪の魅力を伝える」をテーマとした塚本学院大阪芸術大学のショートムービーを活用し、映像作品による空間の演出について、利用者がどのように感じられるのかなどの確認を行う。

塚本学院大阪芸術大学では、それぞれの環境に合わせた作品制作を学ぶ生きた教材として、また日頃学んでいる成果を発表する場として、さまざまな現場でのプロジェクトに取り組んでいる。今回は15学科の中から、アートサイエンス学科の学生が映像コンテンツ制作に挑戦。参加学生たちは「大阪の魅力を伝える」というテーマの下、自由な発想で映像制作を行い、7つのショートムービーを作成し、駅空間演出として映像がいかに機能するかという課題に取り組んだ。