歌手の郷ひろみが29日、東京・渋谷のNHKホールで、『第70回NHK紅白歌合戦』(12月31日19:15~23:45)のリハーサルに参加し、報道陣の取材に応じた。
32回目の出場となる郷は、白組のトップバッターを務める。「はじめにトップバッターって聞いたときは本当に僕で良いのかな、僕の年齢分かってるのかなって思ったんですけど、振り切って最高のパフォーマンスをして、次のバッターにつないでいきたい。見ている方が元気になれるような、最高な楽しさを伝えたい」と意気込む。
昭和から平成、令和の紅白に出場することについては、「本当に幸せなことだなって。多くの人のサポートがあったからこそ、今日まで来れたんだなと思います。なおかつ、令和のトップバッターを務めるというのは、なかなか経験できることではないですし」としみじみ。
演出面に関しては、「細かいですよね。見ている方にはなかなか分からないと思うんですけど、この歌詞でこうしなきゃいけないとか全部決まっている」と明かし、「最高のコンディションで臨みたいです」と語った。
今回は「2億4千万の瞳 -エキゾチック “GO!GO!”ジャパン-」と題し、スポーツをテーマにしたパフォーマンス。
東京2020オリンピック・パラリンピックを来年にひかえているが、郷は「オリンピック(のチケットを)申し込みましたけど、1次も2次も落ちました(笑)。ダメでした。抽選が外れました。どれだけくじ運がないんだろうと」と苦笑い。
しかし「逆にテレビから見た方が、間近に感じられていいのかなとも思うし、臨場感も伝わるじゃないですか」と開き直っていた。
今年の紅白は令和初、そして第70回という節目。2016年より東京オリンピック・パラリンピックに向けて「夢を歌おう」をテーマに掲げてきたが、今年はその締めくくりの年となる。総合司会は内村光良と同局の和久田麻由子アナウンサー、紅組司会は綾瀬はるか、白組司会は嵐の櫻井翔が務める。