お笑いコンビ・ナイツの塙宣之が、28日に放送されたラジオ番組『土曜ワイドラジオTOKYO ナイツのちゃきちゃき大放送』(TBSラジオ/毎週土曜9:00~)で、『M-1グランプリ2019』(ABCテレビ・テレビ朝日系)王者・ミルクボーイのネタについて語った。
塙は「ミルクボーイのネタは、やっぱりみんなが真似しやすいし、覚えているわけですよ。家系図とかのときも、立体的に家系図が見えるわけですよ」と評した。
続けて「その家系図が見えたうえで、さらに最中とアイスの息子がモナ王ですっていう。1個付け加えるわけ。あと、フルーチェとかトランシーバーとか、子どものころにくすぶるようなことをいっぱい入れるから、すっごい面白い」とし、「女の子も面白いけど、男の子も絶対面白いワードが入ってるし、本当に構成がすごいんですよ。はじめにお客さんのつかみがあって、ネタをやって…」と話した。
そして、「構成力って大事だと思っている」と持論を述べた塙は、「だって、ボケの羅列だけでいいんだったら、誰でも良くなっちゃうから。大喜利が強い人だったら、誰でも漫才いいってなっちゃうわけでしょ。だから構成力も俺は審査に入れている」と明かした。
さらにオズワルドや見取り図を例に、「面白いんだけど、もう1個構成力があった方が良かった。ボケの羅列とセンスだけだったから、最終的になにをやっているかあんまり分からなくなっちゃう。後日、誰かと話したときに『面白かったけど、どんなネタだったっけ?』ってなっちゃうんだよね。絵に浮かばない、映像に出てこないというところがあったかもしれないな」と振り返っていた。