お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志が、28日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー2019年末SP』(18:30~21:00)で、「松本動きます」の真相を語った。
松本は今年7月20日、闇営業問題に関して雨上がり決死隊の宮迫博之とロンドンブーツ1号2号の田村亮が開いた謝罪会見を受けて、「後輩芸人達は不安よな。松本 動きます」とツイート。ツイッター上で共感や感動の声が広がり、今年最も“いいね!”がついたツイートとして「#Twitterトレンド大賞 2019」で表彰された。
同番組で改めて闇営業問題が取り上げられ、松本は「この何カ月で解決するような問題でもない」と引き続き重く受け止めている様子で、「『松本動きます』に対していろいろ辛辣な意見もあったりして。『結局、松本何を動いたんや』『何が変わったんや』という意見もあった」と打ち明けた。
さらに、「表立って動くことばっかりが動いたことにはならないし、僕は僕なりにあの時に出来る限りのことはやらせてもらったと思う」と補足し、「僕が何もしてなかったら、もしかしたら今はもっと悪い状況が続いてたんじゃないかなと勝手ながら思わしてもらってますが、当然まだ解決はしてないです」とコメントした。
その後、ゲストのロンドンブーツ1号2号・田村淳は、「松本さんはご自身で動いているということを言えないと思うんですけど、松本さんが動いてくれたから会社が本腰を入れた。『末端の芸人までちゃんと契約というものをやらきゃいけない』と動き出したのは松本さんの一言」と感謝する場面も。
一方、プライベートで親交の深い中居正広もこの日ゲスト出演し、「『そこまで動くんだ』『ここまで動いてるんだ』と感じてる部分もありましたけど、具体的にどういうふうに動いたかを、見ている人も教えてほしいのかな」と視聴者の思いを代弁。「ここまで言わなかった松本さんのカッコよさもある」「言える範囲で」とも付け加え、答えやすい雰囲気を作った。
この流れに松本は、「あのーうーん……そう? うわー……そう?」と戸惑いつつ、「家にたまたまタイガーマスクの覆面がありまして、それをまぁ、使いまして」に続いて、「あの……謹慎芸人にお金を渡して」と照れ笑い。「毎月毎月大変なのよ」と若手の懐事情を伝え、「丁度良いマスクがあったので。伊達直人やないけど。全然ウケてませんでしたけど。ボケともなれへんやろうね」と述懐した。「第三者にこの写真(タイガーマスク姿)を見せてくれと。裸バージョンと服着ているバージョン撮ったんですけど、結局どっち使ったかあんまり覚えてない」と身元を隠して支援していたようだ。
また、「表」の動きとして宮迫の代わりに番組に出たことについて聞かれると、「宮迫のためにやっているんじゃなくて」と切り出し、「テレビ局のみなさんにすごく迷惑をかけたんですよ。宮迫を謹慎させることをある程度分かってたのに収録させてた部分が吉本にあった。それは違うだろと。吉本がもうちょっと誠意を見せないといけないから」と説明。「別に宮迫のためではない」と念を押していた。